【週刊粧業2013年11月25日号14面にて掲載】

 新製品からヒットの法則を学ぶというこの連載。今回は、2013年9月~10月発売の商品を取り上げます。

 秋冬シーズンは、社運をかけたアンチエイジングスキンケアが投入される時期で、最先端科学に着目した高価格アイテムが続々と登場します。2012年に続き、2013年も「幹細胞」に着目したものが流行していますが、独自の路線で目立っているのが以下の3つです。

 「ランコム レネルジーRP」(30mL1万3000円、10月4日発売)は、「血小板注射」、「アルビオン エクラフチュール」(40mL1万円、10月18日発売)は「薬剤を患部に効率的に届ける目的で作られたデリバリーシステム」で、本格的な医療に着想を得た発想をアピールして美容イノベーター向けに存在感を示しています。

 また、「資生堂 エリクシール エリクシール シュペリエル エンリッチドセラム」(35mL7500円、9月21日発売)は、「吊り型コラーゲン」という独自の皮膚理論をアピール。定番であるコラーゲンのわかりやすさと、「吊り型」というインパクトで幅広い層に受けそうです。

 ところで、私が今注目しているのは「貼る」タイプの化粧品が増えたことです。

 「MISSHA スピーディ AT パッチ」(8シート686円、10月1日発売)は、肌トラブルに貼る透明パッチ。少しでも早く治したいニキビなどを、保護しながら密閉して働きかけるというコンセプトです。

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廣瀬知砂子

女性潮流研究所 所長 / 商品企画コンサルタント

実践をモットーとする化粧品コンサルタント 現場発想で生み出した独自の商品企画法やトレンド分析法で、大企業から中小企業まで多くのヒット商品を手がけている。

http://www.beautybrain.co.jp/

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