日光ケミカルズ、シュガースクワランの市場導入を開始

日光ケミカルズ、シュガースクワランの市場導入を開始

 日光ケミカルズ(本社=東京、関根茂社長)は米国のリニューアブル(再生可能)製品開発企業、Amyris社が製造するサトウキビ由来の高純度ス クワラン「NIKKOLシュガースクワラン」(シュガースクワランは商標出願中)を化粧品原料として国内市場に導入、販売を開始した。

 すでに、大阪、東京での創業65周年記念行事の会場においてポスターやサンプルを展示し、来場者への紹介を済ませており、シュガースクワランの感 触の良さを確認するデータも揃っていることから、今後の販促活動では、感触の良さを実際に確かめてもらえるようサンプル配布を積極的に行っていく。

 同社では、製品の優位性が自社の打ち出すコンセプト「グリーン、クリーン、サステイナブル+エコノミー」に合致するため、コンセプトの一翼を担う 製品との位置付けで、ナチュラル化粧品、環境配慮型製品のエモリエント成分などとして、積極的な売込みを図る。先般、Amyris社とは契約を締結済み で、これによりシュガースクワランの日本市場での販売を一手に引き受ける。

 シュガースクワランは、再生可能な植物資源であるブラジル産サトウキビを圧搾して得た糖液を発酵して前駆物質となるファルネセンを誘導し、二量 化、水素添加を行って効率よく製造することができる高純度スクワランで、再生可能な植物資源(サトウキビ)を原料とし、灌漑設備も必要とせず生育するため、多量の水の消費や熱帯雨林の破壊などとは無縁で、その圧搾で生じる搾りかすのバガスを、製造工程の代替燃料として使用することにより、CO2排出削減 クレジットとしてCO2の排出量削減にも貢献することができる。環境負荷をライフサイクルアセスメント(LCA)により算定した場合、シュガースクワラン 1トンを製造することによって、CO2を3トン削減することに相当するという。

 また、原料のサトウキビは、完全なトレーサビリティ(サトウキビ畑から最終製品まで追跡が可能)、安定で高純度(純度92%以上で、高品質、感触 も優れている)といった特徴に加え、安定供給に優れている(十分な量が生産され、製造には大量の原料物質を必要とせず、資源の奪い合いに巻き込まれる心配 がない)といった特徴を有していることから、そうした優位点もアピールしていく。

◆問い合わせ先:日光ケミカルズ㈱営業部(Tel:03-3662-7055、http://www.nikkol.co.jp)


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