化粧品OEM(受託製造業者)、2013年に切り込む虎の子処方とは

週刊粧業 2013年1月1日号 54ページ

カンタンに言うと

化粧品OEM(受託製造業者)、2013年に切り込む虎の子処方とは

 多様化する愛用者ニーズとメーカー間の企業競争を反映し、近年は化粧品受託製造業者が対応可能な製品のカバー範囲に拡大を迫られてきた。弱みを見せることはビジネスチャンスの喪失に直結することから、売上上位のOEM企業の寡占化を阻むうえでも参入各社は企業努力と設備増強を重ねて守備範囲の横幅を拡げてきた経緯がある。

 一方で、販売経験を持たない異業種参入の事業者と向き合う際、溜め込んだパワーを放出する格好で“ここ一番”の処方提案を求められるケースがある。「便利屋」または「何でも対応」といった側面が必要であると同時に、受託製造業では他社の模倣と追随をはね退けるスペシャリティーを持たなければならない。

 週刊粧業は2013年の幕開けにあたり、有力OEM各社が擁するイチオシの処方や提案へ焦点をあててみた。そこには新規性が特徴の製法や材料のほか、対照的に長年の定番に位置づけられる実績型の対象を見ることができた。

【記事掲載企業】
東洋ビューティ~製剤化技術に独自性・優位性を見出し顧客のアイデアに新たな価値を付加
ケイズ~容器から出発の中身提案、一貫の進行力で利便性を
日本色材工業研究所~特許成分配合の口紅がヒット、「PA++++」処方の提案強化へ
ミロット~純自然派と先鋭の技術力、逆軸の2本柱を推進力に
ポイントピュール~深層水と自然の恵みなど沖縄の資源を全力訴求へ
近代化学~既存の原料に一手間加えることでこれまでにない製品を生み出す
ミック・ケミストリー~高濃度・高配合へ挑戦で効果実感と即効性に照準
地の塩社~頑固一徹貫く主張型経営、ブレない方針は創業の礎
マスター~台頭気配あるハチミツは石けん復活の起爆剤にも
MBL~高品質ヘアケアOEMとしてノンシリコンの「次の価値」を提案
天真堂~医薬部外品ODMを武器にオーラルケアの新処方を開発
Beauty&Health Innovation~「国内開発・中国生産」を強みに低価格市場の高品質化を推進
ケミコスクリエイションズ~ナノマテリアル問題に対応したアイライナーで世界初の開発に成功
コスメプロ~炭酸ガスパック改良版でBtoCチャネルへ拡販を

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