海外化粧品メーカー、新たなタッチポイントでブランドの新客を育成

カンタンに言うと

海外化粧品メーカー、新たなタッチポイントでブランドの新客を育成

 海外化粧品はプレステージ、ドクターズ、オーガニックと多様化が進み、以前のような高級志向一辺倒では語れなくなった。店頭の顔ぶれもバラエティに富んでいる。

 それはかつてプレステージの殿堂と言われた百貨店も例外ではない。昨年から海外化粧品の流通網に大きな変化が生じている。

 ECサイト開設に加え、百貨店が時代の波に乗り遅れまいと、セミセルフの新業態コスメショップを次々とオープンさせているからだ。

外資系のセミセルフ販売はステップアップになるのか

 海外化粧品が軒を連ねる百貨店では新客がとれない状況が続いている。そのような状況下、百貨店が次の一手として生み出したのがセミセルフの新業態コスメショップの展開だった。

 昨春に「イセタンミラー」がルミネ新宿にオープンしたのを皮切りに、昨秋に「ミリオンドアーズタカシマヤコスメティックス」と「インクローバー」が川崎にオープンしている。

 今春は、エキュート品川に「阪急フルーツギャザリング」がオープンした。「サボン」「ロクシタン」などナチュラルコススメや雑貨も充実させ、プレステージ系コーナーと二分するゾーニングをとった。

 外資系プレステージブランドのセミセルフ展開が“吉”と出るかはまだ未知数の状態である。

 このように出店ラッシュが続く中でも、客単価が数万円の高級ブランドはなかなか踏み出せない。イメージ戦略上、セミセルフ売場に溶け込むには抵抗がありそうだ。

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