ライオンは6月4日、公益財団法人ライオン歯科衛生研究所、社団法人日本学校歯科医会、一般財団法人東京都学校保健会と共催で、文部科学省等の後援を受け、節目となる「第70回学童歯みがき大会」を開催した。
「学童歯みがき大会」は、小学生の歯と口に対する健康意識を育てることを目的に、毎年「歯と口の健康週間(6月4日~10日)」に合わせて開催し、今年で70回目を迎えた。1932年に第1回大会を開催してから、これまでに80万人以上の小学生が参加。第65回大会よりインターネット同時配信がスタートし、第69回大会からは日本学校歯科医会が主催団体に加わり、インターネットで参加する大規模な大会として発展している。
今大会では、インターネット配信により、在校のまま、同じ時間に同じ教材を使って楽しく学べるため、国内のみならず、アジア7カ国・地域(中国、香港、韓国、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)も加わり、約900校・5万4300人が参加した。
大会のメインとなる「歯と口の健康教室」では、配信会場に詰めかけた都内の小学生約60名をはじめとした多くの小学生たちが「歯垢のつきやすいところ」や「歯みがきの基本」「工夫した歯の磨き方」「歯ぐきの観察方法」「歯ブラシの取り換え時期」などを1時間の授業を通じて楽しく学んだ。
参加した小学生からは、「虫歯のことを考えて歯みがきをしても、歯ぐきのことはあまり考えていなかったので、歯ぐきの健康も考えて正しく磨きたいと思う」「歯みがきの仕方を楽しく学べた」といった感想が寄せられた。
藤重貞慶ライオン会長は閉会にあたり、「お口の健康が全身の健康を支えているので、よい歯みがき習慣を身につけて欲しい。小学生の頃によい歯みがき習慣を身に付けることは一生の宝になる。健康な歯と歯ぐきでしっかり噛んでいろいろな食べ物を取って、丈夫で健康な身体をつくって欲しい」と挨拶した。
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この記事は粧業日報 掲載
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