ナユタ、主力のゲル化粧品のOEMが好調

週刊粧業

ナユタ、主力のゲル化粧品のOEMが好調

 化粧品OEM製造のナユタでは主力のゲル製品のOEMで受注を順調に増やしている。

 「ここにきてオールインワンゲルが脚光を浴び、問い合わせが増えた。オールインワンではあるが、ローションや明確な訴求点を持つ医薬部外品などの併用アイテムも、発売元と打ち合わせをしながら提案していきたい」(山崎尋士社長)

 この状況を踏まえ、ゲルのバリエーションを増やしていく計画で、すでに構想がまとまって準備段階にあるという。

 2013年5月期は微減だったものの、新規の取引先が増え、顧客との関係も良好だった。今期はこれまでに蒔いた種の成果もあって好調に推移している。若手社員も順調に育ち、戦力になりつつある。

 もう1つの柱である透明石鹸では、年内を目処に包装設備をリニューアルする。これにより、型打ち作業に関する生産性が向上する。同時に一昨年にスタートしたピロー包装の稼働率も高めていく。 

 今年もCITE Japan2013に出展し、新たな出会いにつなげた。

 「数社と継続的に打ち合わせをしている。前回に比べるとブースはシンプルなつくりだったが、色々とつながりができた。ゲルクリームを使用感別、形状別、粘度別にランダムに提案したところ予想以上に好評であり、次回は数値に沿った分類もしてみたい」(山崎社長)

 透明石鹸は1000個単位からという少ロットと、クリームのような豊かな泡立ちに興味を持つ人が多い。保湿成分を40%含み、しっとりした仕上がりで、合成界面活性剤フリーのため泡切れがよく、洗浄成分が残らない肌にやさしい処方である。大量生産は難しいため、中小メーカーを中心に高付加価値商品の提案を心がけている。

 「今後はローションのOEMの提案にも力を入れていく。ゲルの技術を応用した、ユニークなアイテムも開発していきたい」(山崎社長)

 9月に開催される「ダイエット&ビューティーフェア2013」に出展する。CITE Japanでの反省点を踏まえた提案をはかる。

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