ブリヂストン・花王、高機能タイヤゴム材料を共同開発

週刊粧業 2014年12月8日号 5ページ

カンタンに言うと

ブリヂストン・花王、高機能タイヤゴム材料を共同開発
 ブリヂストンと花王は持続可能な社会の実現に向け、ブリヂストンの基盤材料技術「ナノプロ・テック」と花王の「界面制御技術」を融合させ、タイヤの低燃費性能とウェットグリップ性能(濡れた路面でのブレーキ性能)の向上作用を持つシリカをタイヤゴム内で均一分散させる100%植物由来の高機能タイヤゴム材料「サステナブル分散性向上剤」を共同開発した。

 新材料は既に2014年3月発売の乗用車用低燃費タイヤ「ECOPIA EX20」シリーズにて実用化している。両社は11月19日、都内で新材料の開発技術に関する説明会を開催した。

 冒頭で挨拶に立ったブリヂストンの草野智弘タイヤ材料開発第1本部長は、「グローバルでは今後、人口増による自動車保有台数の増加にともない、タイヤ需要のさらなる拡大が見込まれている。こうした中、当社では持続可能な社会を構築するため、2011年5月から『環境宣言』を掲げ、事業活動の全領域で2050年までの環境長期目標として自然共生社会・循環型社会・低炭素社会の3つの実現にグループ一丸となって取り組んでいる。今回の共同開発は、循環型社会の実現に向けた100%サステナブルマテリアル化(使用原料の全てをサステナブルなものにシフトすること)の一環で、これまで行ってきた原材料使用量の削減と資源のリサイクル・リユースに加え、植物由来の再生可能原料への切り替えを進めており、今後も新技術の開発で環境負荷低減に貢献していきたい」と語った。

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