コーセー、アスタキサンチンに口唇荒れ改善効果を発見

週刊粧業 2015年1月26日号 10ページ

カンタンに言うと

コーセー、アスタキサンチンに口唇荒れ改善効果を発見
 コーセーは、天然由来の美容成分「アスタキサンチン」が持つ作用に関する研究の成果として、新たに口唇荒れの改善効果があることを明らかにした。「アスタキサンチン」の口唇への生理作用を見出したのは初めてのことで、この研究成果を3月発売の新製品へと応用する。

 鮭の身やイクラの色として知られるアスタキサンチンは、鮭以外にも甲殻類や紅藻など、様々な動植物の体内に広く存在する赤色の色素で、生物の体内で有害な紫外線から身を守る役割を担っていると考えられている。

 同社は1994年に「アスタキサンチン」が活性酸素の中でも特に老化に影響のある一重項酸素を消去する効果が極めて高いことを見出し、皮膚への作用を研究してきた。

 口唇の皮膚は、顔など他の部位の皮膚と比べ、角層が薄く、皮脂腺がほとんどない(図1)ため、乾燥や紫外線といった外部環境の影響を受けやすく、乾燥や荒れを起こしやすい傾向がある。かさつき、皮剥け、切れなど、特に冬期の唇荒れは女性の大きな悩みの1つとなっている。荒れた口唇では、不要な角層が剥離せずに表面に滞留し、皮膚の最外層にある角層の細胞面積が増加して、重層化する傾向がある。(図2)

 そこで同社では、この角層の重層状態を指標として、アスタキサンチンを配合したリップクリームによる口唇荒れ改善の評価を行った。

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