森の朝 イイアサ、オープン1年、特徴見定め、コト活動の質向上へ

週刊粧業 2015年3月30日号 7ページ

カンタンに言うと

森の朝 イイアサ、オープン1年、特徴見定め、コト活動の質向上へ
 広島県内で化粧品、衣料雑貨を取り扱うフランス屋(本社=広島市)は、「フランス屋」「森の朝」「キレイにサラダ」の3業態を商圏に合わせ、16店舗展開している。

 2008年からは、化粧品とインナーウェア、レッグファッションを取り扱う「森の朝」業態で関東圏への出店にも取り組んでおり、昨年3月1日には茨城県つくば市に関東4店舗目となる「森の朝 ii―asa(イイアサ)」(約45坪)をイーアスつくば店1Fにオープンした。

 茨城初出店の店長を任された石崎淳子(あつこ)氏に、オープンから1年かけて取り組んできた顧客づくりについて話を聞いた。

化粧品と衣料雑貨を入口に
幅広い世代の客層へリーチ

 頭のてっぺんから足のつま先まで女性をキレイにすることをコンセプトに展開する「森の朝」業態では、ヘアケア、スキンケアから、インナーウェア、レッグファッションまで取り揃える。森をイメージした店内の奥へ進むと楽しい空間が広がるというストーリーを各店に設けているのが特徴だ。

 関東圏では、イオンレイクタウンmori店(埼玉県)が北欧調の「ホテルのロビー」、ららぽーと新三郷北モール1F(同)が「おかしのいえ」、テラスモール湘南店(神奈川県)が「白いコテージ」というように、森を抜けると楽しい空間が広がる設計になっている。

 「森の朝 イイアサ」は、森を抜けると、そこには「お城」があるという設定だ。白を基調にした城には、専門店ブランドが並べられ、優雅な時間を過ごすためのカウンターが広がる。他店に比べて敷地面積が小さいため、化粧品とレッグファッションの品揃えを充実させた。さらに、カメヤマキャンドルハウスが展開するフレグランスキャンドル、アロマキャンドルなどを取り扱い、ライフスタイルの提案にも取り組む。

 石崎店長はもともと美容師、エステティシャン、ネイリストなど美容全般の技術者であり、同社へ入社後は、ららぽーと新三郷北モール店のオープニングから4年間、販売の経験を積んできた。新店の店長ということで「はじめは不安も戸惑いもあった」というが、「本社からのフォローもあり、やっていける自信につながった」とオープンからの1年を振り返った。

 1年間の平均顧客数は、化粧品と衣料雑貨で半々だが、売上高は化粧品が8割を占めるという。単価の差はあるものの、衣料雑貨の構成比も高めていきたいところだ。そこで衣料雑貨では、流行のものから機能性にこだわった定番アイテムまで幅広く品揃えする。

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