セーレン、本業の精練技術活かした化粧品で新商品投入

週刊粧業 2015年10月26日号 43ページ

カンタンに言うと

セーレン、本業の精練技術活かした化粧品で新商品投入

 創業126年を迎えた総合繊維メーカーのセーレンは、芯になっているフィブロインとそれを覆うセリシンで構成されている「シルク」の光沢感を出すために不純物のセリシンを水洗いで取り除いてフィブロインのみにする精練加工を行ってきた。

 メディカル資材販売部部長の勝木康文氏は「1987年に社長に就任した川田達男社長(現会長)主導のもと、今ある技術で繊維業以外の事業の模索が行われた。その際にシルクを水洗いしている手が肌荒れもせずにキレイな手であったことに着目して1988年に福井大学との共同研究をはじめ、不純物として捨てていた天然たんぱく質『セリシン』のアミノ酸組成が人の肌のうるおい成分NMFのアミノ酸組成と非常に近いことを明らかにした。蚕が外的刺激から身を守るためにつくる繭に保湿や抗酸化、UVカットなどの力が備わっているのは当たり前のことだったともいえる」と語る。

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