コスメチック プルミエ、専門店ならではの価値を提供

週刊粧業 2016年1月11日号 7ページ

カンタンに言うと

コスメチック プルミエ、専門店ならではの価値を提供
 コスメチック プルミエは、京成船橋駅と京成津田沼駅の間に位置する谷津駅付近に店を構える化粧品専門店だ。18年ほど前に店舗付き住宅から駅前の店舗に移動し、現在に至っている。

 首都近郊のベッドタウンとして住宅街が密集する地域の中での化粧品専門店のあり方について「化粧品店に来る楽しさは旅行に来る感覚と同じだ」と語る奈良佳子店長に話を伺った。

「ヒノキ肌粧品」柱に肌実感を
念頭においたサービス提供

 京成本線谷津駅(以前は谷津遊園駅)は、谷津海岸の潮干狩りや海水浴、京成電鉄が運営する谷津遊園を利用する観光客向けの駅として賑わい、駅の南口から延びる商店街は、観光客向けの土産物や飲食を供する商店街を有していた。

 しかし、1960年代以降、海岸の埋め立てが進行し、さらに1980年代には京成電鉄が東京ディズニーランドへ経営参加することが決まり、競合する谷津遊園が閉鎖されたため、観光地としての意味合いが薄れて徐々に首都近郊のベッドタウンから通勤・通学に利用する駅になっていった。

 谷津駅北口から徒歩0分の位置に店を構え、1986年8月に創業したコスメチック プルミエは開店当初、奈良佳子店長が一人で切り盛りしていた。

 病に倒れた奈良店長のリハビリの一環として始まった同店は、奈良店長が長時間立っていることが難しかったこともあり、ローカウンターで接客を行っている。

 5年ほどは病院に通いつつ一人で店を回し、後に従業員を一人招き入れた。その後は美容部員の協力も得ながら奈良店長と従業員の二人三脚で店を運営している。

 店の中央には4人が腰掛けることができるテーブルが設けられている。テーブルは天板が開閉できるようになっており、開くと天板が鏡となり、中の収納部分にはメークアップ道具が入っている。

 所定の位置に座れば必要な道具がすぐに取り出せる仕組みだ。こうした手間を省いたことで、スムーズに接客が行える。

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