アイエスピー・ジャパン、毛髪の健康を維持する植物由来原料を展開

C&T 2015年12月15日号 57ページ

カンタンに言うと

アイエスピー・ジャパン、毛髪の健康を維持する植物由来原料を展開
 アイエスピー・ジャパンでは、現在親会社であるアシュランド(米国)ヘアケア原料の提案を強化しており、ヴィンセンス社の「Chromafend」や「Procataline」などの天然由来の原料を揃えている。

 「Chromafend」は、毛髪の退色を抑える亜麻抽出由来成分だ。日常的なストレスや年齢によって、毛髪内のメラニン合成が妨げられると、毛髪が退色し、白髪が発生する。

 成長期の毛包では、メラニンの合成は毛球にある成熟したメラノサイト内のみで起き、メラニン合成の過程でチロシナーゼおよびTRP-1が発現することでメラニンの産生が促される。

 このプロセスはメラノソームと呼ばれる細胞小器官内で起き、メラノソームはチロシナーゼなどのメラニン合成酵素の活性により、その内部でメラニン色素を合成、貯蔵していく。そのメラニン合成時に必要なタンパク質がプレメラノソームタンパク17となる。

 合成されたメラニンはその後、毛皮内のケラチノサイトに運ばれる。ケラチノサイトにおいては、PAR-2(プロテアーゼ活性化受容体2)がメラニン輸送に深く関与しており、このタンパク質が減少するとメラニンの輸送が乱れ、白髪発生の要因となる。

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