日本コルマー、継続的な成長投資で13期連続増収へ

週刊粧業 2017年1月1日号 54ページ

カンタンに言うと

日本コルマー、継続的な成長投資で13期連続増収へ
 国内化粧品・医薬部外品OEM/ODMの最大手である日本コルマーは、2017年3月期も好調に推移し、連結での中期目標に掲げてきた売上高300億円を日本コルマー単体で突破する見通しで、13期連続増収を見込む。

 神崎友次会長に今年の抱負を伺った。

 ――昨年を振り返ってみていかがですか。

 神崎 インバウンドの勢いが一昨年に比べ失われつつある中、ブランドメーカーは越境ECを中心としたアウトバウンドへ軸足を移す動きが活発化した一年だったと思う。

 私たち化粧品OEM/ODM業界にとっては、開発・製造分野のアウトソーシング化に加え、インバウンド・アウトバウンドの影響により「made in Japan」のブランド化が進み、業界に吹く追い風はさらに強まっている。

 ――そうした中、昨秋は新たに結城工場を稼働させました。今年の抱負をお聞かせ下さい。

 神崎 国内5工場体制とし、生産力を増強したが、追い風を好機と捉え、第6の工場も視野に入れつつ、さらなる生産力強化を図っていく予定だ。

 その際、課題となるのが人材の確保・育成である。5工場体制で約1500名の従業員を抱えているが、安定的に人材を確保できるエリアは今後さらに絞られてくる。

 また、人材育成に関しては、全部門でより重視している。新たな海外拠点として計画するベトナム工場の竣工も踏まえ、着実にグローバル人材の育成を進めている。

 成長持続の要とも言える研究開発部門では、製品を使用した時の効果実感に直結しやすい「性能評価」を取り入れ、より本物志向の化粧品づくりへと昇華させている。

 今年も引き続き当社の強みであるワンストップトータルサービスの質的向上を進め、中長期的には連結売上高500億円の達成を目指していく。
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