フォルテ、伊勢丹新宿店で「エラケイ」の本格展開開始

週刊粧業 2019年1月1日号 91ページ

フォルテ、伊勢丹新宿店で「エラケイ」の本格展開開始
 フォルテではここ数年、百貨店グループに流通を限定した新ブランド戦略により、フレグランス売場の活性化と差別化を図ってきた。

 「エラケイ」(写真)は2018年秋に伊勢丹新宿店で開催されたイベント「イセタンサロンドパルファン」で本格導入を果たした。クリエイターのソニアコンスタン氏のセミナーが好評で、売上も目標を達成できた。

 「女性調香師のプライベートブランドは世界でも例がない。旅先で得た感動を表現した7つの香りには、女性に勇気と希望を与え、前向きな人生を歩んで欲しいというメッセージが込められており、非常に奥の深いクリエーションである。伊勢丹新宿店限定で販売する」(同社)



 世界でメゾンフレグランスが台頭してからおよそ10年。最近は稀少な素材を使った高価格帯の新製品が目立つようになった。その一方で、手の届くリアルな価格帯で、自分自身のために楽しめるナチュラル志向の香りも世界的に注目され始めている。

 この潮流を踏まえて導入したのがフランスのライフスタイルブランド「100BON(ソンボン)」(写真)である。

 エルメス出身の2人が「本当に必要なものだけで香水を作りたい」という思いから独立し、2017年にこのブランドを立ち上げた。ブランド名は「100%ナチュラルなよい香り」という意味で、自然由来で環境にやさしい製品を手の届く価格で提供することを、ポリシーとする。

 「2018年7月に導入し、コスメキッチン12店舗と、毎月のようにポップアップを展開し、ブランド認知を図ってきた。100%天然香料、アルコールはビオ小麦由来であり、15 mLなら2000円台で購入でき、詰替用のリフィル(200mL)も用意した」(同社)

 エルメス出身だけあり、ナチュラルといってもシングルノートではなく、香りの構成がしっかりしている。商品名に使用した香料が反映されているのでわかりやすい。

 オードパルファン、賦香率を高めたコンソントレ、ハンドソープ、ボディミストに加え、2019年春にマインドに働きかけるアロマテイストの新製品を発売する。若い世代を中心に「自分のための香り」を積極的に提案していく。

 1月初旬まで伊勢丹新宿店の「ビューティーアポセカリー」でポップアップを展開中で、「1月に立川ルミネ、2月に代官山蔦屋書店などナチュラルな環境のものを求める店舗でポップアップを積み重ねて認知を高めていく」(同社)。
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