東洋新薬、独自の三相乳化技術を紹介

週刊粧業 2019年7月8日号 57ページ

東洋新薬、独自の三相乳化技術を紹介
 化粧品・健康食品のOEM・ODMを展開する東洋新薬は、第9回CITE Japanにおいて、独自の三相乳化技術に加え、初出展となる炭酸泡を活用した炭酸パックの2つを中心に提案を実施した。

 同社は、神奈川大学の開発した「三相乳化法」を活用し、ボディケア・ヘアケア・ポイントケア・スキンケアなど、様々なカテゴリーで開発提案を強化している。

 「最近では、従来の技術を革新させながら、より使用しやすいアイクリームをつくるべく、テクスチャーの粘度を高めた処方開発にも着手している。今回の展示では、クレンジングにおける従来技術と三相乳化技術の違いについて、顕微鏡で観察した乳化粒子を視覚的に示すことで、多くの来場者から関心を惹くことができた」(化粧品事業部 東京分室マネージャー 振吉英一部長)

 さらに、初披露となった炭酸パックは、血行改善などの作用や炭酸の濃密な泡立ちを強みに、1剤式・2剤式・ピールオフと処方幅を拡張している。

 炭酸パックの展示では、実際に泡をつくる実演などを通じて、製品の泡立ちや炭酸の作用を来場者に伝えた。

 「デモンストレーションで、実際の使用後に肌に赤みが帯びていく状態を見せていたため、即効性も訴求することができた。特に中国の来場者から多くの注目を集めていた」(振吉氏)

 同社は、これら2つの提案を基点に、処方幅強化と海外展開に向けた基盤固めを推進する。

 「『三相乳化法』の活用については今後、スキンケアに限らず、ヘアケアなどの領域への提案を強化していきたい。さらに当社は、医薬部外品の炭酸パックをいち早く展開してきた。こうした強みを活かして、有効成分の種類と効果・効能を拡大することで、医薬部外品の処方幅を広げる。また、越境EC分野における中国市場が期待されているが、当社はその分野に限らず、より大きな市場として中国市場に注目している。そのため、炭酸パックや三相乳化法を携え、海外展開への足がかりにしていく」(振吉氏)
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