化粧品業界、異業種参入加速でサポート企業が活況呈す

週刊粧業 2019年7月29日号 1ページ

化粧品業界、異業種参入加速でサポート企業が活況呈す
 富士フイルムが化粧品事業に参入し、2007年9月に「ASTALIFT(アスタリフト)」を発売してから12年を迎えようとしている。

 これを機に、医薬品・食品・酒メーカーなどが従来の研究を化粧品領域に活用する動きを見せるようになった。近年では既存事業が化粧品と関わりを持たない企業の参入も相次いでおり、市場は賑わいの様相を呈している。

 中国などの海外進出を展望に掲げる声も方々から聞こえてくるが、その現実化は困難を極める。

 参入を試みている企業は、既存事業との掛け合わせ、新規事業をサポートする企業の支援も検討しなければならない。

本業への波及効果という好例が
異業種からの新規参入を後押し

 経済産業省が発表した「生産動態統計年報」の化学工業統計編によると、平成30年の化粧品生産量は約4億6000㎏と平成29年よりも3000㎏ほど増加したことが明らかになった。ファンデーションや口紅といった仕上用化粧品も、30万㎏増と数値を大きく伸ばしている。

 こうして拡大を続ける化粧品市場は異業種企業には魅力的に映るようで、小ロット対応可能なOEM・ODMの後ろ盾で参入が容易なこともあり、新規事業として化粧品を検討する企業が多い。

 従来は健康食品・アパレルなど化粧品に隣接するメーカーや、自社開発した技術を応用しやすい食品・医薬品メーカーが化粧品事業に参入していた。しかし、近年その流れに変化が訪れている。

あと67%

週刊粧業の有料プラン(制限なし)をご契約の方のみ閲覧可能です

  • PC、スマホからいつでも
  • WEBでかんたん記事検索
  • お手元に届く紙面版も販売
有料プランについてはこちら
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 化粧品業界、異業種参入加速でサポート企業が活況呈す

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop