ホシケミカルズ、工場スタッフの多能工化を推進

週刊粧業 2020年1月1日号 55ページ

ホシケミカルズ、工場スタッフの多能工化を推進
 ホシケミカルズは、昨年7月1日に星野拓氏が代表取締役社長に就任した。昨年の振り返りと今年の抱負について、星野新社長に話を伺った。

 ――昨年を改めて振り返っていただけますか。

 星野 中国のEC法や消費増税の影響を懸念していたが、業績に関しては大きな影響がなく、好調だった2018年と同規模の売上水準となった。

 私が社長に就任して以降、特に工場で勤務するスタッフの評価制度の見直しを進めてきた。最近では少量多品種のOEM受注が増えており、生産ラインの切り替え作業が非常に重要になっている。

 社員だけではなく、パートさんでも生産ラインの機械設定を管理できるようにし、能力のある人材は社員として積極的に登用する体制となった。

 また、人が行うべき仕事と機械に委ねる仕事を見極め、1人ひとりの能力を高める「多能工化」を目指している。 

 ――今年の抱負をお聞かせください。

 星野 1975年の創業から長年培った研究開発力と現代のトレンドや消費者ニーズを融合させ、高付加価値の化粧品を生み出す社内プロジェクト「ホシケミカルズODMプロジェクト」(HOP)は、ラインナップが11品まで広がっている。

 高品質であることはもちろん、新規性や希少性のあるアイテムを今後も徐々に増やしていきたい。

 また、今年はHOPに加えて、グローバルへの対応も強化していく。

 群馬・埼玉の両工場では2018年7月に化粧品GMPを取得し、沖縄充填工場では2018年12月にハラール認証を、2019年1月にECOCERT・COSMOS認証をそれぞれ取得した。

 国際的に信頼の高い各種認証を取得したことで、今後はブランド・メーカーの海外進出をさらに支援していくほか、海外企業からの受注にも幅広く対応していきたい。
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