日本エステティック協会 久米理事長、多様化社会への対応図る

週刊粧業 2020年1月1日号 19ページ

日本エステティック協会 久米理事長、多様化社会への対応図る
 昨年はラグビーワールドカップにより外国人訪日客が増加しました。本年は、いよいよ東京オリンピック・パラリンピック開催により、多くの方々が日本を訪れ、多様な背景を持たれる方々の社会進出も進みます。

 高齢化、多様化、国際化する社会において、ヘルスケア産業の一つとして、就職希望者の確保とサービス提供の維持ができる産業となることが大きな課題です。

 昨年8月、ロシア連邦・タタールスタン共和国の首都カザンにて開催された「第45回技能五輪国際大会」において、ビューティーセラピー(エステティック)職種へは日本代表として今回で7度目の挑戦を行いました。

 出場した西村彩和子選手(大阪ビューティアート専門学校卒業、株式会社ソシエ・ワールド所属)は、7位入賞という素晴らしい成績で見事「敢闘賞」を受賞することができました。

 10月には、パシフィコ横浜にて「AJESTHE Beauty Festival inYOKOHAMA」を開催し、認定校生徒によるエステティックコンテストと法人正会員のエステティックサロンやAJESTHE登録サロンをご紹介する場を持つことができました。

 このイベントにおいては、厚生労働省、経済産業省、中央職業能力開発協会からご後援を頂き、イベントを通じて認定校生徒のエステティック技能の向上と生徒と会員サロンの交流、技能を尊重する気運の醸成を通じ、エステティックの健全な発展に寄与することができました。

 また、経済産業省の令和元年度健康寿命延伸産業創出推進事業(ヘルスケアサービス品質評価構築支援事業)の公募事業に、「ソシオエステティックのガイドライン」の策定事業が採択され、国の支援を得て、現在ソシオエステティックのルールを策定しております。

 これらの取り組みは、これまで協会を支えて頂いた方々が持続して取り組まれた事が実り始めてきた成果だと感じています。

 本年は、厚生労働省職業能力評価基準(エステティック業)を基にした実用的な教育の推進とエステティシャンが持続可能な職業であることのより明確な打ち出し、ソシオエステティックガイドラインの完成をはじめとした多様化する社会へのエステティックの対応、ならびに少子化と労働者の流動化を踏まえてのリカレント教育のニーズの高まりに応える教育システムの構築等、弊協会がこれまでの歴史の中で蓄積したノウハウを活用した取り組みを強化します。
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