セントラル・コーポレーション、2人の研究者を迎え、ヒト幹細胞研究を推進

週刊粧業 2020年1月20日号 8ページ

セントラル・コーポレーション、2人の研究者を迎え、ヒト幹細胞研究を推進


差別化した幹細胞化粧品を
100個から独自処方で提案

 ――「幹細胞」を謳う化粧品が増えてきていますが、選び方でポイントとなることはありますか。

 笹山 最も大切なポイントは、「ヒト由来」か否かだ。人には「ヒトのレセプター(受容体、鍵穴)」があり、ヒト由来の幹細胞化粧品は「ヒトのリガンド(鍵)」を持っているからこそ結びつくことができる。

 植物由来の幹細胞が、ヒトのレセプターに結びついて細胞増殖に至るといったことはないというのが細胞学的基礎知識だと捉えている。ただ、植物由来の幹細胞化粧品に効果がないといっているわけではない。

 植物エキスと同様、保護化粧品としての効果は十分に期待できるだろう。

 ――ヒト由来の幹細胞素材についても各社が供給していますが、その選び方についてもお聞きかせください。

 笹山 有効成分の量の違いはしっかりとチェックしておくべきで、当社が「日本総輸入元」として扱っている幹細胞培養エキスは、国内で流通している一般的なヒト幹細胞化粧品素材との成分比較を行っている。

 その結果、当社原料には、主成分であるフィブロネクチンやコラーゲンといった、細胞外マトリックス(ECM)構成成分が、極めて豊富に含有されることがわかった。コラーゲンは3.6倍、フィブロネクチンに至っては25倍以上であることを確認している。

 もう1つ、当社が扱う原料の特徴といえるのが、二次加工を行っていない「生のヒト幹細胞」であるということだ。抽出された液体原料を加工せず使用しているため、活性ロスの懸念がないといえる。

 脂肪由来、神経管由来、骨髄由来など多様な由来の原料が出てきているが、大切なのは、ヒトの表皮を増やせるかだ。そう考えると、当社が採用している「脂肪由来」や「臍帯血由来」が最適といえるだろう。

 ――幹細胞化粧品を販売していく上での注意点をお聞かせください。

 笹山 販売上の注意点としては、「完全オリジナルの幹細胞化粧品の発売元」になることが最も重要だ。当社では完全独自処方の幹細胞化粧品を、「100個からでも」製造させていただいている。「100個から」ならば、ほぼノーリスクといってもよい。注目が集まる「幹細胞化粧品」の市場にまずは参入し、成功への一歩を当社とともに踏み出して欲しい。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > セントラル・コーポレーション、2人の研究者を迎え、ヒト幹細胞研究を推進

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop