岩瀬コスファ、天然由来増粘剤の提案を開始

C&T 2020年9月15日号 40ページ

カンタンに言うと

  • 塩存在下で相乗的に粘度が向上
岩瀬コスファ、天然由来増粘剤の提案を開始
 岩瀬コスファは、天然由来安定性向上剤「ケルコケア デュータンガム」、天然由来レオロジー調整剤「アーバロン R-50」(ケルコケア、アーバロンはCPケルコ社の登録商標)の展開を開始した。

 両品は、ルーブリゾール社と天然系ガム素材を扱うCPケルコ社の提携のもと、上市に至った。ルーブリゾール社がグローバルでの販売元となる。天然由来ニーズに対応する製品として、提案に注力している。

 天然由来安定性向上剤「ケルコケア デュータンガム」(表示名称:スフィンゴモナス培養エキス)は、杉を由来とする微生物発酵物。0.05~0.5%と少量添加でも粘度と安定性を付与できることに加え、耐電解質性とpHに依存しない性能を特長としている(pH3~10)。

 電解質存在下における、粘度と安定性を確認する試験では、電解質未添加時と0.5%NaCl添加時を比較した。

 その結果、電解質未添加時と比べ、0.5%NaCl添加時では最適な粘度と安定性が付与されており、電解質未添加時の増粘の挙動は緩やかであるのに対し、電解質を添加することで相乗的に粘度が向上することが確認されている(図1)

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