進栄化学、Ag‐P水はコロナ関連品で実績

週刊粧業 2020年12月7日号 13ページ

カンタンに言うと

  • 原料の組み合わせで付加価値も創出
進栄化学、Ag‐P水はコロナ関連品で実績
 進栄化学は、コロナ禍の長期化に備え、新型コロナウイルスと同じ構造のネコ腸コロナウイルスを不活化させる結果を示した銀イオン水「Ag‐P水」の提案を強化するとともに、日常的なマスクの着用など新たな生活様式に合った製品への応用可能性を見出している。

 「Ag‐P水」は、ニキビ菌、ワキガ菌、虫歯菌、カンジダ菌、腸管出血性大腸菌O₋157などの殺菌効果が認められている。

 抗菌作用を持つ保湿剤で、防腐剤フリーを可能にする原料として、また、肌あれの原因となるPM2.5や花粉対策に有効な原料として採用実績が増えている。

 そうした実績をもとに今春、㈶北里環境科学センターにてコロナウイルス不活化試験を実施したところ、添加して5時間後に97.9%のコロナウイルスを不活化させる結果が認められた。

 野田篤志専務は、抗コロナウイルスのエビデンス取得後は、「コロナ関連での相談や引き合いが増えている状況」と述べ、商品化も進んでいるという。

 「Ag‐P水」は防腐剤の代替としても増加傾向にある中で、安定供給・品質管理体制を整えるとともに、顧客対応強化に向けて営業体制をさらに強化している。

 野田専務は、急増しているコロナ関連のニーズを精査し、Ag‐P水を核にエステルや機能性原料の組み合わせの提案にも力を入れている。

 一例としてマスクの内側・外側のどちらにも使用できるオールインワンタイプの除菌・消臭剤を紹介した。

 「Ag‐P水」「4Dヒアルロン酸Na SF4」「高分子プロテオグリカンS」の自社開発原料の組み合わせにより抗菌・消臭と高保湿を実現できる。

 「これにプラスαとして各顧客のニーズに合わせてアクティブ原料や機能性原料の組み合わせで付加価値を生み出し、乾燥からの肌荒れ、口臭の不快感などマスク着用時の様々な悩みをトータル的にケアできる製剤の提案が可能である」(野田専務)
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