寿ケミカル、マスク着用による肌あれ改善にCLR社原料をセレクト

週刊粧業 2020年12月7日号 7ページ

寿ケミカル、マスク着用による肌あれ改善にCLR社原料をセレクト
 寿ケミカルは、ドイツ・天然由来原料メーカーのクルトリヒター社(以下、CLR社)の日本総代理店として、CLR社製の原料を取り扱っている。

 新型コロナの世界的な流行を受け、常態化した長時間のマスク着用による肌あれなどの悩みに対応できるCLR社製の原料の紹介を開始している。

 マスクに覆われた皮膚は蒸れた状態で、汗や皮脂が増加し皮膚に対してストレスがかかるようになり、紅斑、かゆみ、炎症性アクネ、乾燥など様々な肌トラブルが発生しやすくなる。

 伊東泰通社長は、コロナ禍の長期化を踏まえ、「新たな生活様式に合った原料として引き続き提案を強化していく」と話す。

 中でも、皮膚の細菌叢(マイクロバイオーム)を整える作用をもつ原料2品の提案を強化する。

 乳酸球菌由来の「プロリニューコンプレックスCLR」は、プロバイオティクスにより皮膚の再生プロセスを活性化し、皮膚の免疫能や皮膚バリアを強化する作用がある。

 もう一つの「キューティバイオームCLR」は、植物3種(ギョリュウバイ、コショウ、マグノリア)を由来とした親油性原料で、過剰な皮脂産生を抑制し、4種類のアクネ菌株の増殖を抑制させる作用がある。

 また、「プロリニューコンプレックスCLR」との併用による相乗効果で、マスク着用によって乱れた皮膚マイクロバイオームを正常に戻すことが期待できる。

 さらにこのほど、「キューティバイオームCLR」に頭皮マイクロバイオームを整える効果が新たに認められた。

 これまで頭皮のフケ・痒み抑制効果を示すデータを取得しているが、新データが加わったことで、「皮膚と頭皮の両方でマイクロバイオームを正常化しケアできる原料」になった。

 そのほか、チェリモヤ果実由来の「アノナセンスCLR」は、皮膚の恒常性を高める作用があり、恒常性が乱れて炎症を引き起こした皮膚を速やかに回復させる。

 また、ビート根由来の「マルチモイストCLR」は、保湿にかかわるビタミンD欠乏を補い、表皮の分化を促進し、皮膚に滑らかさと潤いをもたらす。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 寿ケミカル、マスク着用による肌あれ改善にCLR社原料をセレクト

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop