高研、国産サステナブル原料を展開

週刊粧業 2021年5月17日号 20ページ

カンタンに言うと

  • 環境配慮の取り組みを推進
高研、国産サステナブル原料を展開
 高研は、CITE JAPAN 2021において、国産のサステナブル原料を中心に展示や技術発表を展開する。

 1日目の技術発表で紹介する「コメ発酵液SHONAI BIJIN」は、天然物の発酵力を最大限に生かした伝統技法「生酛」製法を採用し、純米酒「庄内美人」を原材料に開発したコメ発酵液で、アミノ酸・有機酸・糖などの美肌成分を豊富に含み、保湿効果が期待できるほか、マスクによる肌荒れやアルコール消毒による手荒れにもアプローチする。

 また、「サクラン」も1日目の技術発表にて紹介する予定だ。

 同品は、「スイゼンジノリ」から抽出された天然高分子多糖体で、ヒアルロン酸の約10倍の保水力を持ち、皮膚を外部刺激から守るバリア機能や抗炎症効果、アンチポリューション効果が期待できる。

 スイゼンジノリは貴重な植物で、養殖技術を通じて種の保全に貢献している。

 3日目の技術発表では、破棄される規格外の国産ナメコを有効活用した環境配慮型の機能性基材「フォリテクト」を取り上げる。

 高い保湿効果や抗炎症効果、活性剤による刺激の緩和作用やUV・ブルーライト吸入能を有するユニークな多糖体だ。

 ブースではそのほか、ノンケミカル製法で、圧搾後に残るコメヌカも食べることができる非常にサステナブルな原料「コメ圧搾オイル」や、新たなフリーズドライ処方の紹介など、幅広い提案を予定している。

 「当社は、機能性も追求しつつ、生産者までトレースできる安心安全な国産植物由来原料を提案している。今までも環境に配慮した研究開発を行ってきたが、今後は防腐剤類も環境配慮型のものに切り替え、原料トータルでナチュラルな設計を目指していく」(同社)
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