コーセー、Maison KOSÉでヘラルボニーと期間限定のコラボレーション

粧業日報 2021年11月17日号 3ページ

カンタンに言うと

  • アート作品のオリジナルギフトボックスで高まるギフト需要を取り込む
コーセー、Maison KOSÉでヘラルボニーと期間限定のコラボレーション
 コーセーは、福祉を起点に新たな文化を創る「HERALBONY(ヘラルボニー)」とコラボレーションし、障がいのある作家のアート作品によるオリジナルデザインのギフトボックスとメッセージカードを作成して、11月8日より期間限定で同社の直営店「Maison KOSÉ」(表参道・銀座)にて展開を開始した。税込で2200円以上の買い上げに対して、ギフトボックスを進呈する。なお、ギフトボックスはなくなり次第販売終了となる。

 限定コラボ初日の8日には、メディア向け内覧会が開催され、コーセー マーケティング戦略部 グループマネージャーの杉﨑洋氏と、ヘラルボニーの松田崇弥社長が、コラボレーションの狙いや意義について説明した。

 杉﨑氏は、コラボレーションの狙いについて「Maison KOSÉでは表参道・銀座界隈のお客様により楽しんでもらうことの一環として、ギフトに注力している。そのような中、それぞれの作家さんに個性を発揮できる場を提供するヘラルボニーさんの企業姿勢が、コーセーの多様性を尊重する『アダプタビリティ』重視の企業姿勢と合致しており、今回、縁あってギフトでコラボレーションをすることになった。アート作品に触れる機会をつくることで、来場された方々に楽しさを提供していきたい」と語った。

 続いて挨拶したヘラルボニーの松田社長は、「当社は日本全国の福祉施設でアート活動をされている作家さんとライセンス契約を締結し、そのアートデータの著作権を軸に、ネクタイやマスク、エコバッグなど様々な作品を世に送り出している。今回のコラボでは、我々の所蔵するデータの中から4作品を選抜していただき、ギフトボックスとメッセージカードに採用されている。表参道・銀座という一等地でアート作品を紹介する機会をいただけたことはとても有難く、大変励みになる。障がい者支援というよりも、美しいアートを起点にPRという形で連携していただけたことに意義を感じている」と述べた。

 最後に挨拶したMaison KOSÉ表参道の竹村裕貴店長は「これから年末にかけてイルミネーションも行われ、人流も活発になり、ギフトの需要がますます高まることが予想される。今回のコラボを機に、新たなお客様をつくっていきたい」と意気込みを語った。



 コーセーは創業以来、美の創造企業として、「英知と感性を融合し、独自の美しい価値と文化を創造する」という企業理念のもと、多様で個性的なブランドにおいてオリジナリティの高い商品やサービスを提供してきた。また、様々なバックボーンを持つ人々の個性や価値観などの違いを理解し、誰もが自信をもって生きることができる、個に寄り添った美を提案している。

 近年では、商品やサービス、コミュニケーションなど、あらゆる活動において世界中の多様な顧客に今まで以上に寄り添うため、グローバルかつユニバーサルに通用する適応力を「アダプタビリティ」という言葉に集約し、Physical(身体)・Mind(心・精神)・Social Attributes(社会的属性)の3つの視点で「一人ひとりのきれい」の実現を目指している。

 直営店の「Maison KOSÉ」は、「Find Your Own Beauty」をコンセプトに、メークや美容を通じた様々な体験を通して、顧客の個性を大切にし、「私らしい美の発見」を叶えられる場として展開している。

 今回、「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、障がいのある作家が描くアート作品を様々なモノ、コト、バショに落とし込み、誰もが自身の個性を発揮できる場を提供するヘラルボニーの活動に共感し、Maison KOSÉとヘラルボニーのコラボレーションが実現した。

 12月のクリスマスシーズンをはじめとし、「私らしさ」が叶う、他にはないギフトになるよう、豊かな感性や大胆な発想で描かれた、4名の作家によるデザインとコラボレーションしたギフトボックス4種とメッセージカード1種を展開。ギフトに個性あふれる彩を添えながら、今までにない、いつまでも大切に残しておきたくなるデザインのギフトボックスを提供する。

 また、11月8日から12月25日の期間には、「Maison KOSÉ」(表参道・銀座)で原画を展示し、異彩を放つアート作品を楽しむ機会も提供していく。
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