ミック・ケミストリー、トータルサポートや小ロット対応が強み

週刊粧業 2022年2月28日号 10ページ

ミック・ケミストリー、トータルサポートや小ロット対応が強み
 ミック・ケミストリーでは、企画段階から商品化までトータル的にサポートしており、提案力や小ロット対応を強みとしている。また、企画段階から研究者が同行することで、スピード感のある商品化が実現できるという。

 小野沢勝弘常務に話を伺った。

 ――今後の方針についてお聞かせください。

 小野沢 業界としては、コロナ禍以外にも、原料の値上げをはじめとした様々な危機に直面しているが、やはりいいものづくりをしてこその製造業であり、こういう時期だからこそ、製造業の原点に立ち戻って、足場をしっかりと固めていかなくてはならないと考えている。

 その上で、技術力はもちろん、会社としての品質も高めていく必要がある。製品の品質以外にも、お客様への対応の迅速さやサポートの厚さ、提案力なども会社の品質に含まれる。

 また、消費者が求める品質も高くなってきていて、化粧品におけるエビデンスの存在はますます重要になってくるだろう。そうしたニーズに応えられるよう、我々もさらに技術力を向上させていかなければならない。

 ――発売後のフォローアップにも注力されています。

 小野沢 製品を納めたら終わりではなく、よりよい形に改善していきながら、将来的には多くの人に愛される化粧品へと育てていきたいという思いがある。こうした不安定な状況だからこそ、フォローアップやサポートが重要であり、パートナーでもあるお客様とともに成長していきたい。

 なお、当社ではオリジナルブランドも展開しており、先日新たにEC販売を開始した。 

 例えば、「オリジナル商品を作りたいけどまだ自信がない」というサロン経営者の方であれば、まずは当社ブランドの商品を販売しつつ購入者の意見を聞き、来店客の年齢層などを踏まえ当社からも提案させていただきながら、オリジナル商品の展開に向けた足がかりとしていただくこともできる。

 逆風が吹いた時こそ、その会社の真価が問われる。常日頃から絶えず会社の品質を磨きながら、好調であっても現状に甘んじることなく、探究心を持ち続けることが重要だろう。
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