週刊粧業では4月27日、化粧品・日用品メーカーの研究開発・企画開発向け「第3回 週刊粧業オンラインセミナー」を開催した。今回は、多様化するストレス肌ケア市場に対して、化粧品原料･OEMの3社（RAPHAS JAPAN／昭和電工／高研、※発表順）が新規原料や最新技術を紹介した。
原料･OEMセミナーの前には、今回もTPCマーケティングリサーチ社による市場・トレンド分析の特別セミナーも実施した。コロナ禍の長期化とともに、マスク生活への慣れや在宅･リモートワークの定着化が進み、化粧品ニーズも変化してきている。
弊社では、コロナ禍の変化をプラスに捉えるコンテンツとして、今後もこのセミナーを実施していきたいと考えている。今回登壇した原料･OEM3社のセミナー内容については「週刊粧業 オンライン」でも無料視聴できる。第4回セミナーは2022年10月下旬の開催を予定している。
コロナ禍の肌ストレスの多様化でニーズ変化
「守る」から「守ってケアする」価値訴求に
TPCマーケティングリサーチでは、市場調査に加え、生活者調査も実施して、市場トレンドの分析・予測も行っている。特別セミナーで、松本竜馬CEOは、「ストレスケア市場のこれから～大気汚染とブルーライトとマスク生活と～」をテーマに、最新の市場動向を紹介した。
セミナー冒頭で松本CEOは、近年のストレスと美容（肌）の関係性について、紫外線やPM2.5、花粉などの外的ストレスによる肌ダメージにアプローチするコスメに加え、内的ストレスによる肌ダメージに関する研究報告や対応するコスメが増えてきていると述べ、ストレスケア市場の現在地を紹介した。
