プラシーズ、NeCycleを使った環境対応容器を開発

C&T 2022年9月15日号 22ページ

カンタンに言うと

  • 「漆黒」の深みは高級ブランドにも、1月の展示会で披露し認知拡大へ

プラシーズ、NeCycleを使った環境対応容器を開発


「漆黒」の深みは高級ブランドにも
1月の展示会で披露し認知拡大へ

 プラシーズの田中雄一会長は、「単にバイオ素材を使用した容器では差別化が難しくなっており、プラスαの機能を持つバイオ素材を探していた。『NeCycle』が環境調和性や安全性に優れている点も高く評価しているが、何より漆黒(漆ブラック)を見て、意匠性の部分で差別化可能なバイオ素材であると感じた」と話す。

 他のバイオ素材より価格は高めだが、塗装レスのため、トータルコストでは他のバイオ素材を使用した場合とそれほど価格差なく提供できるという。

 「化粧品容器でピュアブラックは人気色であり、多くの企業から販売され、中には塗装レスのものもあるが、『NeCycle』レベルのものを見たことがなかった。手にしてみると、プラスチックよりしっとりとした上質さもある。高級な本漆器のような価値を化粧品容器でも提供していきたいと考えている」(田中会長)

 NECと連携しながら試作を繰り返し、今では、白など他の色でもNeCycleの特徴を出せるようになっている。

 開発したNeCycleの新製品は、来年1月に都内で開催される「第13回 化粧品開発展【東京】」にて、初披露する予定だ。

 「開発に3年かけたが、ようやく日の目を見ることができる。一部の企業に先行して紹介しているが、良い反応をいただけている。要望やニーズを取り入れながら、さらなる改善・改良を進めていく」(同社)
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