カネダ、幅広い製品ラインナップが強み

週刊粧業 2023年5月15日号 22ページ

カネダ、幅広い製品ラインナップが強み
 カネダは、CITE JAPAN 2023において、「機能性・コンセプト」「増粘剤・油剤」「コンディショニング」「着色剤・皮膜形成剤」の4つにジャンル分けし、幅広く化粧品原料を紹介する。前回まではメーカーごとに区切っていたが、カテゴリーごとに紹介することで製品の比較検討がしやすくなった。

 「各カテゴリーにおいて幅広い製品を取り揃えており、商社としての強みも理解していただきやすいのではないか。また、取扱メーカーのブースから近い場所に位置していることを活かして、連携を図りながら提案を行っていきたい」(同社)

 「機能性・コンセプト」で紹介するロングセラー保湿原料「Pentavitin」(DSM社)は、皮膚に結合することで保湿効果が長時間続き、リーブオン・リンスオフともに機能を発揮する。

 「FiberHance BM solution」(アシュランド・ジャパン)は、カラーやドライヤーなどでダメージを受けた毛髪内部のケラチン組成をサポートする。最近ヘアカラー保持の試験データが追加されたことも影響して、売上を大きく伸ばしているという。
 
 「増粘剤・油剤」としては、耐塩性に優れ、水・アルコール・油まで幅広い処方に対応する増粘剤「FlexiThix」(アシュランド・ジャパン)や、シリコン代替として使える100%植物由来の油剤「LexFeel WOW-A」(INOLEX)を紹介する。

 「コンディショニング」では、ジャガイモデンプン由来の機能性カチオン化ポリマー「DOCSTARCH CP Plus」(DOC Japan)を紹介する。なお、DOC Japanと共同で、アミノ酸系活性剤と同品を組み合わせた技術特許を取得している。

 「着色剤・皮膜形成剤」としては、2022年のIn-Cosmetics AsiaとKoreaの双方で最高賞を受賞している皮膜形成剤「Antaron Soja Glyceride」(アシュランド・ジャパン)や、自然由来の着色剤「Aloe Surface Treatment」(センシエントテクノロジーズジャパン)を紹介する。
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