小雪さんがゲストに登場、CM紹介に加え撮影時のエピソードを披露
ライオンは2010年9月7日、都内で「バファリンかぜEX」の新CM発表会を開催した。会場にはイメージキャラクターに起用された女優の小雪さんがゲストで登場し、商品の特徴やCMの紹介に加え、撮影時の様子や裏話などを含めたトークセッションも行った。
川島元樹ヘルスケア事業本部薬品事業部長は開会の挨拶に代えて、1963年に解熱鎮痛薬として発売してきた「バファリン」ブランドの変遷を紹介し、「有効成分を速く溶かし、身体の中に吸収させるかについて研究し、製品化してきたブランド。当社の調査では、市販かぜ薬に対して生活者は「効き目の速さ」(53.9%)を最も求めており、そのかぜ薬に速く効いて欲しい症状については、多い順に「発熱」(43.4%)と「のどの痛み」(35.9%)であることが明らかになった。この結果から『速く効いて、胃にやさしい』を訴求してきた『バファリン』の特徴をかぜ薬にも活かせると捉え、開発に着手した」と発売経緯について触れた。
採用した独自技術「クイックメルト製法」は「つらい熱・のどの痛み」を伴うかぜの有効成分イブプロフェンを速く溶かす技術。水に溶けにくく、身体に吸収されにくいイブプロフェンを速く溶かせるため、身体の中に吸収されやすい特徴をもつ。川島部長は「問題はその溶ける速さをTVCMでどのように訴求するか。CMに起用した小雪さんは、幅広い層に支持されている日本を代表する正統派女優として、美しさと信頼感があり、ブランドの方向性や世界観に適合しており、『バファリンからかぜ薬が新たに登場した』というニュース性を高めるのに最適だった」と「バファリンプラスS」のCMに引き続き、イメージキャラクターに起用した理由について説明した。
続いて、2010年9月15日から全国放映する「呪文」篇と11月中旬から放映予定の「合唱団」篇の2つのCMを紹介した。
「呪文」篇は、小雪さんが「バファリンからかぜ薬」とおまじないのように復唱することで「バファリンからかぜ薬が新登場する」というニュース性を高めた内容になっており、小雪さんは「今まで頭痛薬のイメージが強かったバファリンから、かぜ薬が発売されたことをストレートに伝えたCMになっている。
撮影中、色々な部位を固定されての撮影だったため、監督の意図することを先読みして撮影に臨んだ」と語った。第2弾となる「合唱団」篇では、小雪さんとメインターゲット層となる働く男女が共演しており、合唱団に扮したサラリーマンやOLがみな氷のうを頭に乗せ、かぜをひいてつらい状況にあり、それを速く治したいと歌う内容に仕上がっている。
小雪さんは「曲も耳に残りやすく、帰宅しても頭の中でリフレインするほど。共演者らが頭に乗せた氷のうは意外と重く、撮影の間の待ち時間も大変そうだった」と裏話を織り交ぜてCM撮影時の様子を語った。
自身のかぜ体験について聞かれると「子どもの頃は、かぜをひくと家族に甘えられる絶好のシチュエーションと思っていた記憶がある。現在は、仕事上、のどを痛めないよう、水でうがいするなどのケアを十分にしているが、もともとのどが弱いため、速く効くかぜ薬は非常に嬉しい。かぜはひき始めの対処が重要だと思うので、そんな時は『バファリンかぜEX』を使用してもらいたい」とコメントした。
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この記事は粧業日報 掲載
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