あきゅらいず美養品 社長 南沢典子氏
かつて大手化粧品メーカーに延べ16年間在籍していた当時について、南沢社長は「私は社内で浮いていました」と明言している。
たいていの者ならネガティブと考えて蓋をしてしまう自身の過去について、さらに「制服を着なかったし、お化粧も社風っぽくないファッションメークをしていた」と理由づけをするなど、大所帯のなかで個性派を貫いた自分に愛着を持っている風情がのぞく。
服飾やメークで表現していた個性は行動指針においてもしかりで、大手の看板の下で安定志向にくるまる同僚を横目に、「もっと『生きていてよかった』と思えることがしたい」と奮い立って退職した。
2003年11月に同社を立ち上げて以降、銀行から与信を取りつける場面などで多くの苦労が重なった。ここでも、「苦しくないことって楽しくないと思う」と受け止めて乗り切るなど、気丈さが個性派として振る舞ううえでの原動力となっていることがうかがえる。
当面でめざす経営上の目標を聞くと、「地域の企業になりたい」いう即答で表情を輝かせた。売上高で100億円の到達や、50万人の顧客基盤づくりといったありきたりな考えは「数字は凄くイヤ。見ると眠くなってフェードアウトしてしまう」という理由から身近に置くことを嫌っている。
あと33%
関連キーワード
この記事は週刊粧業 掲載
■訪販化粧品~熱波吹き荒れた夏商戦を総括~今夏も記録更新の猛暑、売上げへ影響度合い様々 ■全粧協関東ブロック、CRCフォーラムセミナー開催 ■花王、ヘルスケア・コミッティーを子会社化~健康ソリューションサービスの開発・提供を推進 ■アライドハーツHDとキリン堂、経営統合に向け協議開始 ■プラネット、激甚災害に備えた障害訓練で安全性を担保 ■メロディアン、無菌・無添加のスキンケアで化粧品市場...
紙面を探す
紙面を探す
レポートを探す
無料でダウンロード
カタログを探す
無料で見る
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、日用品、医薬品、美容業、装粧品、エステティック等を中心とした生産・流通産業界の総合専門情報紙。
季刊/年4回
化粧品、日用品、アクセサリーなどの業界別の市場動向をはじめ、戦略、流通、経営、マーケティングを扱う情報専門誌。
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、トイレタリー、石鹸、歯磨、日用品に関する情報の速報版。業界のエグゼクティブ必読の情報紙。
週刊/毎週月曜日発行
昭和33年に創刊された、わが国初の訪問販売化粧品業界の専門情報紙。