美容マスク専門のOEMメーカーであるマイスターは、2004年の設立以降、年々売上げを伸ばし、2010年度は売上構成比の半分を占める20~30枚入りの集合フェイスマスクの好調などが功奏し、受注件数は前年比1.3倍で推移した。
今期は、今年4月から新たに手袋型ハンドマスクを展開し、新規獲得をめざすほか、主力の集合フェイスマスクの販売も引き続き推進していく。
新しく展開するハンドマスクについて野田耕一社長は、「春先に製造を開始したばかりで、夏秋を越えて冬になれば本格的に稼働してくるのではないか」と今後の成長に期待を寄せている。
また、業績が年々伸長している要因については、「リピートと新規客が増えているため」と好調のポイントを説明する。
「当社のマスクの特徴は、美容成分から材料に至るまで全て国産で、さらに手づくりにこだわっている。そこに共感して頂き、良い商品として評価されているからこそリピートされるのではないか。また、クチコミなどの評判によって、新規のご紹介を頂くことも多い」(野田氏)
さらに同社では、昨年より化粧品専門紙への新聞広告を行い、認知度が向上し新客獲得につながっているという。
「OEMメーカーはいわば黒子であり、会社の名前を広く認知してもらうために、どうすれば良いのか設立以来の課題だった。新聞広告を打ち出したことで、実際に認知の獲得と新たな商談につながっている」(同氏)
今後の取り組みについて野田氏は、「良い商品を提供すれば、良いお客様も増えてくる」とこれまでの体験を踏まえ、「主力の集合マスクを軸として、お客様のニーズに対し迅速に対応し、イメージに合った商品づくりを一緒に行っていきたい」と抱負を語った。
この記事は週刊粧業 掲載
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