卸総合商社のエトワール海渡は11月4~7日の4日間、「110周年大創業祭」を開催した。
創業110周年の節目を迎えた今年は記念ロゴを作成し、同社が秋冬のキーワードに提案している「ヒストリカルラグジュアリー」と調和するモチーフと色彩で表現。店内のディスプレイにはロゴとモチーフを使用したキューブを置き、各売場の棚を装飾した。
創業祭初日が日曜日と重なったため、開店前からお客が詰めかけ当初の予定時刻よりも30分早い8時に店を開けて対応した。開店時には、役員、社員が揃いの記念はっぴをはおりお客を出迎えた。
早川謹之助社長は、「創業110周年の節目を迎えた今年は、年間通して様々な企画を打ち出してきた。2009年に『Fun』のメッセージを設定して、モノと人との出合いを楽しくする場を提供するために全社員一丸となって取り組んでいる中で、展示会を切り口に情報発信する場がある。創業祭ではさらに磨きをかけた展示会を開催しているほか、実演販売やタイムサービスなどお客様に活気づいて商品を仕入れていただけるような仕掛けを用意している。お客様がここに来られる理由をつくり、今後100年先も必要とされるように前進を続ける覚悟で成長していきたい」と熱意を語った。
企画展は「世界」と「日本」の文化に注目
創業祭では110周年企画として、「世界のZAKKA展」と「加賀百万石展」の2つの大きな展示会をファッション館のそれぞれ9階と地下2階にて開催。「世界のZAKKA展」は、20~30代前半の若手社員が中心となり企画を進行したといい、世界約30カ国から集めた雑貨を地域別に4つに分けたブースをそれぞれ「女性の部屋」に見立て、各地域の風土や文化から生まれた商品を紹介した。
実際に4人のペルソナ像を設定し、そのペルソナが好むイメージから「新感覚のヨーロッパ」「心温まる北欧」「古き良きヨーロッパ」「魅惑のアジア・アフリカ」をキーワードにした部屋をつくり、かわいい雑貨に出合った時のワクワク感を与えるような工夫を凝らした。同展示会は11月21日まで開催している。
一方の「加賀百万石展」は、日本の歴史や文化に注目して商品を集めた。金箔や漆などの伝統が深く息づく石川県・金沢の伝統工芸品や食品などを、「現代美」「伝統美」「雅な味」のテーマに分けて紹介している。展示会は11月14日まで開催する。
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この記事は粧業日報 掲載
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