限られた販促費の中で、いかに効果的に商品や売場をアピールするかを検討したとき、外せない施策となるのが、ディスプレイやPOPをうまく活用して消費者の購買意欲を喚起する店頭販促だ。
入店から棚の前まで、消費者を誘導するための導引を張るPOPや什器は、特に大きな効力を発揮する。POPが消費者に気づきを与え、興味関心を持ってもらうための最短距離となることは間違いない。
POPや什器でも、形状や素材は様々ある。厚紙やPPが主だが、最近はデジタルサイネージなどの電子POPも店頭で頻繁に見かけるようになった。また、スマートフォンの国内における普及率が4割を超えた現在では、スマートフォンアプリを活用したプロモーション・キャンペーンも増えている。
特にスマホとSNSの親和性の高さに着目し、プロモーションに組み込んだ「O2O(オンラインtoオフライン)」戦略も活発化しており、今後の販促活動において1つの重要なテーマになっている。スマホアプリ特有の位置情報確認やプッシュ機能によって、屋外の通行人を店内に引き込むことも容易になってきた。
ネット通販がめざましい勢いで頭角を現し、拡大を続けている昨今、いかに店に足を運ぶ意義を見出してもらうかも欠かせない視点だ。その観点から、「体験」を重視した空間づくりをトータルに行う企業もある。
ノベルティも、実際は企業やブランドイメージに大きく影響を与えている。最近は付加価値のあるノベルティに対するニーズもあり、製品を通じて社会貢献ができるような仕組みにも関心が高まっているという。
リアル店舗とITを連動させた「O2O」プロモーションなど、最先端技術を駆使した戦略がもてはやされる中で、什器やノベルティなどは、それ自体が売場・製品の活性化に直結するという側面を持つ。これらを組み合わせれば、マス媒体をも上回る販促効果を生み出すことが期待できる。(記事全文はこちら)
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この記事は週刊粧業 掲載
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