週刊粧業
製造拠点の拡充で成長路線を描くミリオナ化粧品(本社=大阪市)は「OEM・ODMゾーン」に4ブースを構え、引き合いが高まっている医薬部外品シリーズなど5種類のテーマ編成で化粧品開発展の来場者へ利益貢献するための準備が進行している。
1992年に設立の同社は業容が拡大している近年に拡大路線へ踏み込む中、2010年の中央研究所開設で口火を切ると、2012年は東の要塞を担う横浜工場を確保したのに続き、翌2013年は健食のラシェル製薬(同)と協力体制を敷く格好で岡山工場に位置づけている。
従来から顧客企業の信頼を得ている事業属性にプラス、本展ではとりわけサプリメント事業の選択肢が懐に加わった点がブース来訪者の発見を引き出す構図になる。
実績の医薬部外品を柱に
健食交えた新基軸で鮮度
5テーマで構成する展示ブースのうち、販売実績や顧客の期待値といった指標で主役を担うのは医薬部外品になる。
医薬部外品シリーズは全約40アイテムを展示する。本展では末端の売れ行きが好調という美白製品のバリエーションに厚みを持たせた内容とし、トラネキサム酸やアルブチンなど実績に裏打ちされた主剤を軸に来場者へ売上げが見込める製品を提案していく。
とりわけ、美白のうちで中心的な存在となるのは「TAホワイトニングエッセンス M」で、「トラネキサム酸」(主剤)や「アルピニアカツマダイ種子エキス」に加え、「党参抽出物加水分解液」による3種の医薬部外品専用成分を配合し、メラノサイトへの働きかけで透き通る白肌を引き出すことを確認しているという。
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