化粧品メーカー各社、ブランド力の基盤となる「安全管理」に本腰

週刊粧業 2015年6月15日号 1ページ

カンタンに言うと

化粧品メーカー各社、ブランド力の基盤となる「安全管理」に本腰
 化粧品は使う人によって、使い方も保管環境も千差万別だ。

 化粧品メーカー各社はそうしたあらゆる使用シーンを想定し、化粧品GMPに基づいた品質管理体制を整え、品質マネジメントシステムに関する国際規格(ISO9001)の取得、あるいは各社独自で厳しい安全性基準を設けるなど、消費者が安全に製品を使用できるための製造環境づくりに努めている。

 今特集では化粧品メーカー全8社の品質保証にスポットを当て、どのような想いを胸に各社が安全・安心に対する取り組みを行っているのか、その実態に迫った。

安全への消費者の目が厳しい今、
求められる「顧客最優先」の対応

 近年は、食品における異物混入騒動に加え、化粧品でも自主回収に発展する製品トラブルが発生し、品質・安全に対する消費者の関心は否応なしに高まっている。

 また、現在はツイッターなどの交流サイト(SNS)が普及し、ユーザーの投稿写真などによってネットで大きく情報が拡散され、製品トラブルに対する企業の初期対応が多くの人目に晒される状況となっている。

 「品質保証は専門部署だけが行えばいいという安易な考えではなく、経営トップと商品に関わる全ての部署が連携して事象を共有し、全社を挙げてお客様第一で品質保証に取り組む組織体制でなければ、十分な対応はできない」(メーカー関係者)といった指摘もあるように、品質保証は研究開発から生産、商品設計、企画、営業、物流、お客様相談室に至る商品に関する全部門の緊密な連携こそが重要不可欠と言える。

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