今年で10周年を迎えたブランドショップ「KOMEHYO新宿店」(東京・新宿区)

週刊粧業 2015年8月10日号 7ページ

カンタンに言うと

今年で10周年を迎えたブランドショップ「KOMEHYO新宿店」(東京・新宿区)
 リユースブランドショップKOMEHYO新宿店は今年で開店10周年を迎える。来る10月にはこれを記念したアニバーサリーイベントを大々的に開催する計画だ。

 KOMEHYOというと、バッグや時計、アクセサリーなどのブランドショップというイメージがあるが、香水も重要な役割を果たしている。

 新宿店では7月31日にウエニ貿易が手掛ける香水コーナー「PARFUM BAR」の展開がスタートした。高木啓行店舗統括部新宿店ゼネラルアドバイザー兼副店長に香水コーナーの戦略を語ってもらった。

インバウンド需要で商品単価上昇
香水売場で若い新客を取り込む

 KOMEHYO新宿店は東京メトロ・都営交通新宿3丁目駅E3出口に直結し、JR新宿駅からも徒歩6分と、申し分のない立地にあり、商圏も公の交通機関60分以内と広範囲に及ぶ。

 「当店では2つのターゲットを設定している。1つはマーケティングターゲット(販売)である40~60代の女性、もう1つはコミュニケーションターゲットである30~40代の女性である。メインの購買層は40~60代の女性だが、同時に30~40代の女性に喜ばれる企画を導入して集客をかけている」

 売場は地下1階~地上8階の全9フロア構成で、香水コーナーを構える1階の売場面積は236・9㎡、総フロア面積は2735・2㎡に及ぶ。

 同店ではシーズンごとにセールを実施しており、今年は10周年記念のアニバーサリーイベントが加わることから、さらなる盛り上がりが期待できそうだ。

 外国人旅行者によるインバウンド需要が増えているうえに円安も重なり、商品相場が2~2・5倍に上がっている。外国人旅行者のおおまかな平均購入単価はブランド品のジュエリーで30万円、ノンブランドでも10万円、時計に至っては50~70万円、ブランドバッグは10万円に至る。この動きに国内客がついていけない状況にあり、顧客年齢が年々上昇傾向にある。

 そこで、若年層向けのエントリーアイテムと位置づけているのが香水であり、人の往来が多いエスカレーター脇の壁面にウエニ貿易が手掛けるセルフ香水コーナー「PARFUM BAR」を導入した。レディスとメンズ別に香水を集積し、そこにユニセックスをレディスコーナーを中心にバランスよく入れ込みながら、新作も紹介する。手にとりやすいボリューム展示コーナーに特価品を、一階の入口付近に季節やイベントを切り口としたおすすめ商品を展開している。華やかな香水ボトルが並ぶ売場は訪れる人を魅了する。

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