コスメティックまつや、売上前年比150%を達成した専門店~「作業」から「美容活動」へ

C&T 2015年9月15日号 71ページ

カンタンに言うと

コスメティックまつや、売上前年比150%を達成した専門店~「作業」から「美容活動」へ
 2001年4月に開業したコスメティックまつやは、小林香代子オーナーと、パートの太田嘉代子氏の2人で切り盛りしているわずか10坪程の小さな化粧品専門店だ。

 同店ではアルビオンとディシラのみを取り扱っているが、その売上げは順調に伸びている。現在の店での取り組みについて話をうかがった。

 コスメティックまつやは、小林オーナーが47才の時にマンションの事務所を改築して開店した。18才からずっと資生堂一筋で美容部員をやっていたため、自分の店を持ってからも資生堂オンリー店として化粧品を販売していた。

 開店まもなく様々なメーカーの担当者が同店を営業に訪れたが、店が10坪と小さいことや1人で販売や接客、お手入れなどをこなさなければならないことなどを考慮して、全ての営業を断っていた。そのため、しばらくするとどこのメーカーも来なくなった。

 しかし、アルビオンの担当者だけはその後1年間にわたりアプローチを続けた。資生堂一筋だった小林氏はアルビオンの「ア」の字も知らなかったが、あまりに熱心に店に来るため、自分でも試して納得したら検討しようと考えた。そして自ら取り扱っている店を訪れ、アルビオンのカウンセリングやお手入れを体験したり、実際に買って使ってみたりして研究した。

 「そこで私はカルチャーショックというか、感激してしまった。アルビオンのコンセプトにも共感する部分が多くあり、導入したいという気持ちが大きくなった」

 さらに担当者の熱意に動かされ、開店の翌年に同店でもアルビオンの取り扱いを始めた。他メーカーも取り入れることで資生堂だけに頼っていた収益基盤を固めるねらいもあった。

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