日本太和堂、中国2000店強のグループ店舗で日本製コスメの販売支援

週刊粧業 2016年3月7日号 7ページ

カンタンに言うと

日本太和堂、中国2000店強のグループ店舗で日本製コスメの販売支援
 中国大手医薬チェーン「養天和」を約800店舗展開する養天和連鎖管理有限公司のグループ企業として2010年3月に創業した日本太和堂(本社=東京都港区)は、中国小売店と直接取引ができる強みを活かし、日本製の化粧品、健康食品、日用雑貨などの中国への輸出・販売サポート事業を展開している。

 12年には中国化粧品チェーン「植物医生」を1000店以上展開する北京明弘科贸有限责任公司もグループに加え、販路を一気に拡大し、日本製コスメの販売拡大を図っている。

 代表取締役社長の趙雪岩(チョウ・セツゲン)氏は、外国法事務弁護士の顔を持ち、中国CFDA申請登録の代行サービスも強みに、マーケティングから販売までのトータルサポートを実現する。

日本の接客・サービスをモデルに
新業態「ローションスパ」の出店加速

 湖南省(長沙市)に本社を置く「養天和」は、漢方薬、OTC薬品を販売する薬局としてのスタートからFC加盟店を増やし、日本太和堂の設立を機に医薬品以外の日本製の化粧品、健康食品、日用雑貨などを販売するドラッグストアへと業態進化を進め、湖南、海南を中心に約800店舗を展開している。

 12年に業務提携した「植物医生」は、自社運営する高山植物園で採取される多くの植物から抽出・開発した原料を用いて、化粧品の企画・製造販売を行う。中国全土に2000店近いのFC加盟店を持ち、自社開発の自然派化粧品を展開している。

 昨年は、輸入化粧品を専門に取扱う姉妹ショップブランドとして「LOTIONSPA(ローションスパ)」を立ち上げた。化粧品販売プラスαの価値を提供する店舗で、「化粧品販売+エステ」の新業態になる。

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