日本コルマー、お湯で簡単に落とせるマスカラが市場拡大に寄与

週刊粧業 2016年7月11日号 60ページ

カンタンに言うと

日本コルマー、お湯で簡単に落とせるマスカラが市場拡大に寄与
 化粧品・医薬部外品OEM/ODMの国内最大手である日本コルマーは、市場競争が激しさを増す「高付加価値化」に対して、「リピート」と「新規性」を意識した製品づくりを推進しており、研究開発本部の田中克昌取締役兼執行役員は「最新の製造機器など国内外での情報収集力を高めつつ、各専門業者との関係性を強めることで実現していきたい」と話す。

 主軸のスキンケア分野では、素材研究から大学と共同で行い、高い効果実感をもたらす使用感(感触)や低刺激性をテーマに新規基剤の開発に取り組んでいる。

 もう一つの支柱となるメークアップ分野では、高分散処理する粉砕機やミキサーなど最新の生産技術を駆使して処方開発を行うことで、今までにはなかった質感を持つ製品化を実現する。

 国内のメークトレンドである肌の欠点を隠しつつ、素肌感を追求したパウダーファンデーション、スキンケア技術を応用したリキッドファンデーション、デザイン性を追求したマルチフェイスカラーなどが実績を伸ばしている。

 ポイントメーク関連では、「中身とともに容器、ブラシも同時進行で開発に取り組む必要があり、各専門業者の協力が不可欠な領域」とした上で、育成分野に位置づけ、開発を強化している。

 一例として、有機系樹脂を用いて開発した「お湯で簡単に落とせるマスカラ」は、約2年前の発売から堅調に実績を伸ばし、マスカラ市場の拡大に寄与している。

 「今期はアイライナーの開発を強化して成功事例を増やし、アイメーク製品の受注を伸ばしていきたい」(田中氏)
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