ファブリックケア、市場拡大は続くも単価が下落傾向に

週刊粧業 2017年7月24日号 10ページ

カンタンに言うと

ファブリックケア、市場拡大は続くも単価が下落傾向に
 2016年のファブリックケア市場(メーカー調査)は、重質洗剤が前年比5%増の約2090億円、軽質洗剤が4%増の約130億円、柔軟仕上剤が9%増の約1265億円、漂白剤が4%増の約324億5000万円、のり剤が11%減の約27億円となり、全体では4%増の4130億円となった。

 液体洗剤で超濃縮タイプが市場に投入されて以降、粉末洗剤からの使用シフトが加速し、液体と粉末の構成比は現在、ほぼ8対2となっている。

 しかし、液体は在来の非濃縮型と超濃縮型では8対2の構成比で分かれており、在来の非濃縮型の価格競争が起きているため、各社とも単価ダウンを防ぐために超濃縮型の液体洗剤で付加価値を高め、単価アップを図る取り組みを進めている。

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