天真堂、手足の冷えに機能性表示食品「ヘスペリジン」を提案

週刊粧業 2018年1月1日号 85ページ

天真堂、手足の冷えに機能性表示食品「ヘスペリジン」を提案
 医薬部外品と機能性表示食品のOEM事業を展開する天真堂は、今年1月12日より手足の冷えに悩む女性をメインターゲットとした機能性表示食品「HESPERIDIN(ヘスペリジン)」(写真)を、エステティックサロン事業者向けに販売する。

 児玉和之社長は、開発の経緯について「エステティック業界ではこれまで、機能性表示食品の商品参入例がなく、薬機法に抵触しかねない宣伝文句や写真が多用されていた。こうした現状に一石を投じ、エステティック業界へ新たな風を吹かせたいという想いのもと、今回、業界初となる機能性表示食品の専売展開を決めた」と説明する。

 ヘスペリジンに配合される機能性関与成分「モノグルコシルヘスペリジン」には、末梢血流を維持する作用があり、冬季や冷房の寒さから身体(特に手足)を保護する機能が報告されている。

 同品ではグルコースを付加(糖転移)したモノグルコシルヘスペリジンを使用し、水に溶けやすくすることで吸収性を高め、体内で効率的に作用するという。さらに、手足の温もりをサポートする成分として「金時ショウガ」「カシスエキス」「ヒハツエキス」の3つを配合している。

 「近年は有職女性の増加に伴い、オフィスの空調が原因の冷えに悩む女性が増えている。また、めぐり美容の注目が高まっている昨今のトレンドを踏まえ、血流改善商材の使用シーンは冬季以外にも広がりが見込まれる。まずは当社のNBで卸展開を行い、エステサロンでの新たな市場を生み出した後に、OEMでPB展開という流れで提案していく」(児玉社長)

 機能性表示食品に関する取り組みとしてはこのほか、美容カテゴリーにおいてダイエットを訴求した「アフリカマンゴノキエキス」(申請中)の提案を強化していく。

 アフリカマンゴノキ由来エラグ酸には、肥満気味の人の体脂肪・中性脂肪を減らすことをサポートし、高めのBMI値の改善に役立つことが報告されているという。

 「機能性表示食品は届出から受理まで多くの時間を要するが、当社のOEMでは医薬部外品と同様、承認された処方をすぐに商品化できる点が大きな強みだ」(児玉社長)
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