一丸ファルコス、メラニンの移動を制御する新美白原料を紹介

C&T 2018年3月15日号 44ページ

一丸ファルコス、メラニンの移動を制御する新美白原料を紹介
 従来の美白化粧品は、シミの原因となるメラニンの産生を直接抑制する作用をもつ素材を配合したものが主流だったが、美白研究が進み、各化粧品メーカーが独自の色素沈着を抑える機序を提案し、それに対応する美白化粧品が発売されるようになった。

 化粧品・医薬部外品、健康食品の機能性原料を研究・開発している一丸ファルコスは、肌の「色素沈着のメカニズム」に着目して美白素材の開発を進めており、作用機序がそれぞれ異なる美白素材をラインナップして「多角的な美白アプローチ」を提唱している。

 近年の研究開発では、肌の色素沈着において「メラニンの移動」が重要な過程となっていることに着目し、「(産生された)メラニンの移動を制御し美白する」という新たな切り口をもつ「シンデレラケア〈タイムエキス(1)〉」「クレアージュ〈プルーン酵素分解物〉」「ファルコレックス キウイB〈キウイエキス〉」の3原料の開発に成功している。

 まず、「シンデレラケア〈タイムエキス(1)〉」は、メラニンを産生する色素細胞内において、「メラニンの細胞内移動」を担う「キネシン」の発現を濃度依存的に強く抑制し、いわば「メラニンの歩みをとめる」ことで美白効果が期待できる。(表1)2014年に、「in-cosmetics Asia(タイ・バンコク)」にて革新的な原料に贈られる最優秀化粧品原料賞の銅賞を受賞し、国際的に高い評価を得ている。

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