ホシケミカルズ、独自性の高い化粧品物流サービスを展開

週刊粧業 2020年1月1日号 82ページ

ホシケミカルズ、独自性の高い化粧品物流サービスを展開
 化粧品OEMのホシケミカルズでは沖縄ヤマト運輸と連携し、那覇空港に隣接する「沖縄グローバルロジスティクスセンター(サザンゲート)」内に沖縄充填工場(写真)を構え、ヤマトグループの国際輸送と組み合わせた化粧品物流サービスを展開している。

 同工場は通関手続きや関税の負担が軽減される日本初の化粧品保税工場で、充填からセットアップ・アッセンブリといった薬機法に基づく業務をワンストップで対応している。さらに、ヤマトグループの物流ネットワークを活用し、製造から物流、通販サイト運営、販促支援などを行っている。

 2018年12月にハラール認証を、2019年1月にエコサート・コスモス認証をそれぞれ取得し、各種認証の取得後は国内クライアント企業の海外向け製品だけでなく、海外企業からのOEM受注も拡大傾向にあるという。

 「従来では台湾や韓国、中国といった関税対象国から容器を調達し、当社の工場で製造した日本製バルクを充填する際、容器にかかる関税とそこから国内工場への輸送・人件費などコストが発生する。

 しかし、保税工場内で充填・包装作業が完結すれば、リードタイムの圧縮と関税や輸送費などのコスト削減につながる。各種認証の取得によって、展開エリアはイスラム圏も含めたアジアのほぼ全域まで広がり、輸出に関する各国のレギュレーションにも幅広く対応している」(企画開発室広報 平地祥子氏)

 同工場では1000個から充填加工に対応しており、自社で工場を持たないファブレス企業や、スモールスタートで化粧品ビジネスを目指すクライアント企業を積極的にサポートしていく。
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