ライオン、ブライト STRONG 新製品説明会を開催

粧業日報 2021年5月26日号 3ページ

ライオン、ブライト STRONG 新製品説明会を開催
 ライオンは4月23日、漂白剤ブランド「ブライト STRONG」の新製品説明会を開催した。

 当日は、第1部でファブリックケア研究所 末國智成氏が「衣類の菌とウイルス」について、第2部でファブリックケア事業部 栢菅崇氏が「ブライト STRONGの新製品」について説明した。

 第1部で末國氏は、細菌とウイルスの違いについて、「細菌は最適な栄養・水分・温度の3条件が揃うと細胞分裂により自己増殖するのに対し、ウイルスは生物の細胞内に侵入(感染)し、細胞のシステムを借りて増殖する。ウイルスは自己増殖しないため、感染しなければ不具合は生じない」と説明した。

 また、細菌には、比較的水分の少ない環境でも生育できる「グラム陽性菌」と、水分の多い環境で生育しやすい「グラム陰性菌」があることや、「グラム陽性菌」は人の皮膚由来のニオイ菌として汗臭の原因となること、「グラム陰性菌」は湿った衣類上の菌として部屋干し臭の原因となることを説明した。



 一方、ウイルスには、エンベロープと呼ばれる脂質で覆われている「エンベロープウイルス」と、エンベロープがなくカプシドと呼ばれるタンパクで覆われている「非エンベロープウイルス」があることや、「エンベロープウイルス」はアルコールなどの消毒が効きやすく、界面活性剤や溶剤も効果があること、「非エンベロープウイルス」はアルコールなどの消毒剤が効きにくいことを説明した。

 「細菌とウイルスは同じようなモノと捉えがちだが、構造や増殖の仕方、性質などが全く異なり、それぞれに対する対処が必要となる」(末國氏)

 つまり、洗濯での細菌・ウイルス対策では、「衣類上の『細菌』が増殖過程でニオイを出さないよう菌数を減らし、増やさないことが重要であり、単独では増殖しない衣類上の『ウイルス』は除去することが重要になる」(末國氏)という。

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