コーセー、マーメイドジャパンの選手にメーク講習会を開催

粧業日報 2021年6月18日号 4ページ

コーセー、マーメイドジャパンの選手にメーク講習会を開催
 コーセーは6月7日、アーティスティックスイミング日本代表「マーメイドジャパン」の選手へのメーク講習会を開催し、メークアップアーティストの石井勲氏が、選手9名に向けて、衣装や楽曲に合わせ開発した演技を彩るメークアップ術を披露するなど、選手自身の手で仕上げられるように指導を行った。

 同社は、2006年4月に日本水泳連盟のアーティスティックスイミング日本代表「マーメイドジャパン」のオフィシャルスポンサー契約を締結して以来、定期的にメーク講習会を開催し、演目に相応しいメーク表現や、水中の激しい演技でも崩れることのないメークテクニックを指導することで、選手が安心して演技に集中できるようサポートをしている。

 アーティスティックスイミングは、選手のシンクロした美しい演技で競われることから、その衣装や楽曲に合わせた世界観をメークでも表現できるよう、スキンケアのアドバイスから、メークデザイン考案、選手自身で大会用のメークができるようにするための指導までを、同社が担当している。

 メークアップには、発色がよく耐久性に優れた同社のメークアップブランド「ファシオ」をはじめ、「マキエクスペール」など、汗や水に強いウォータープルーフの技術を採用した市販商品のみを使用。専用の化粧品を使わずとも、塗布の仕方や組み合わせ方を工夫することで、水中で激しく動いても落ちないメークに仕上げることが可能だ。

 また目もとには、豊富なカラー展開の「ヴィセ」や「アディクション」のアイシャドウを組み合わせ、華やかに仕上げた。

 講習会では、石井氏のレクチャーを受け、選手自身の手でメークを施した後、選手が一列に並び、審査員席からの距離を想定した位置から全員が同じような顔立ちに見えるかどうかを、井村雅代ヘッドコーチと石井氏で確認。完成したメークと、実際の水着の色とのバランスや見え方と照らし合わせながら、選手の個々の顔立ちや肌の色に応じて、眉の形・アイラインの太さや長さを個別に調整し、細かい色味やニュアンスを改良した。

 今回は、チームテクニカルルーティンのテーマ「空手」、チーム フリールーティンのテーマ「祭り」、デュエット テクニカルルーティンのテーマ「くのいち」、デュエット フリールーティンのテーマ「ロボット」のメークアップ指導を行った。

 「空手」では、「ヴィセ アヴァン リップ&アイカラーペンシル」の001(白)と009(赤)と、「ファシオ リキッド アイライナー」を使用し、空手の世界観を表現した勢いのある力強い目もとを演出。白・赤・黒の3色のラインのコントラストを井村ヘッドコーチと細かく調整した。

 メーク講習会を終えて井村ヘッドコーチは、「演技中にどこから見ても華やかで美しくかつ好感がもてるメークを石井さんにリクエストした。

 メークもアーティスティックスイミングと同じで、『細かいところへのこだわり』が大切なので、選手へは自分を綺麗に見せるために丁寧にメークをするように伝えた。素敵なメークは本当にその作品自体を輝かせてくれる」とコメントした。
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