小川香料、日本産天然香料のラインナップを拡充

週刊粧業 2021年12月6日号 10ページ

小川香料、日本産天然香料のラインナップを拡充
 小川香料では、自治体・生産者協同組合・企業との密接な連携により、日本各地の魅力的な農林水産物を活用した精油・エキスをはじめとする香料製品の開発・製造・販売を推進している。

 生産者・地域との連携では、今年から新たに岡山県津山市、岡山県森林組合連合会、津山市森林組合と連携協定を締結し、ヒノキをはじめとする津山産森林資源の知名度・ブランド力向上と地域の活性化に貢献する取り組みを進めている。

 また、秋田県美郷町オリジナル品種のホワイトラベンダー「美郷雪華(みさとせっか)」のブランド価値の向上と町内地域の活性化を目的に同町と事業連携協定を締結したほか、宮崎県(香りに関する連携協定)、宮崎県新富町(地域農業の振興及び地域活性化に関する事業連携)、沖縄県東村(香りの連携協定)と特産品の知名度やブランド力の向上、地域の活性化に貢献する取り組みを新たに開始した。

 「1893年創業の当社では、日本において最も歴史のある香料専門会社として、単に香料を製造・販売するだけでなく、『香りを通じて日本産農林水産物の魅力を国内外へ発信すること』が、生産者や地域の皆様への最大の社会貢献と考えている」(フレグランス事業部 竹内将人氏)

 同社が製造・販売する日本産天然香料は今年に入り、生産者・地域との連携強化によって、前年比1.5倍まで種類を拡大し、日本をはじめ中国や東南アジアにも着実に販路を広げている。日本産天然香料の中でも特に、大分県産カボスと沖縄県産シークヮーサー、伊豆大島産の桜花への引き合いが高まっているという。

 「種類の拡充に合わせて今秋にホームページを一新し、当社が持つ独自性の高い日本産天然香料をアピールしている。生産者と地域との連携によって未利用資源を有効活用し、環境にやさしいサステナブルのトレンドにも対応する日本産天然香料のニーズは今後ますます高まってくるだろう。来年も引き続き、日本産天然香料の提案に力を注いでいきたい」(竹内氏)
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