天真堂、OEMを主軸に事業成長を支援

週刊粧業 2022年2月28日号 8ページ

天真堂、OEMを主軸に事業成長を支援
 薬用化粧品・機能性表示食品OEMメーカーの天真堂は、EC通販に特化したOEMメーカーとして独自のポジションを築き上げ、コロナ禍でも新規受注を着実に増やしている。

 松﨑淳社長に話を伺った。

 ――前期(2021年12月期)を改めて振り返っていただけますか。

 松﨑 インターネット広告事業を展開する企業などとセミナーを定期的に開催し、化粧品・健康食品のD2Cビジネスを立ち上げるにあたりEC通販でどういった商品設計をすべきか、スタートアップや異業種の方々に向けて啓蒙活動を進めてきた。

 そうした取り組みが奏功し、昨年は新規クライアントからの問い合わせと受注が増加した。

 海外では、コロナ禍で直接訪問の商談が難しい状況の中、海外チームの頑張りもあってマーケティング力のあるクライアントとの取引がスタートし、W11で一定の販売成果を得ることができた。

 会社としては昨年11月、グローバル伸和製薬の全事業を承継し、岩手八幡平工場を開設した。

 スタートアップや異業種からの参入企業を支援するうえで、フレキシブルな生産体制が不可欠であり、化粧品と健康食品の両方を小ロットで製造できる同工場は非常に重要な拠点となる。

 今年も引き続き設備投資を進め、稼働率を高めて受注品目の幅も広げていきたい。

 ――「アフターコロナの新戦略」について、貴社のお考えをお聞かせください。

 松﨑 受け身で商品を作るのではなく、我々がクライアントの中に入り込み、誰に何の価値をどのような商品で提供し、その商品を通じてどういった体験をしてもらうのかといったような、商品づくりの上位概念であるブランド構築から支援していく基本的なスタンスは今後も変わらない。

 ECモールと自社サイトでの直販モデルではそれぞれ特性が異なり、そういったところまで見据えて、新たに事業を立ち上げるお客様に対し、ECでの販売戦略の構築と商品づくりを支援していく。

 さらに、将来的にはマスマーケットへの進出や上場に至るまで、クライアント企業の事業成長に貢献していきたい。
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