メリードゥビューティプロダクツ、新しい切り口の商品開発めざす

週刊粧業 2023年8月21日号 8ページ

カンタンに言うと

  • 自社ブランド開発に着手
メリードゥビューティプロダクツ、新しい切り口の商品開発めざす
 エコサート認定工場を拠点にオーガニック・ナチュラル化粧品のOEM事業を展開するメリードゥビューティプロダクツでは、フェムケア製品や包材も含め環境負荷低減に貢献できる製品の受注が増え、国内外の業績が順調に推移している。

 オーガニックアースのフェムケアシリーズでは、フェムケア製品として一般的なデリケートゾーン用の洗浄剤だけでなく、拭き取りローション、保湿クリーム、美容液と幅広い展開を行っている。

 デリケートゾーンに求められる「安心・安全」へのニーズが、強みのエコサート認証やオーガニック処方とマッチする点で人気を集めている。

 「こうした幅広いラインナップの展開は、フェムケア製品だけでなく全体に普及させていく。様々なカテゴリーで全身を対象とした新しい切り口での商品開発を目指しており、商品企画力を強化していく必要がある」(代表取締役社長 津野田正弘氏)

 商品企画力強化に向けた取り組みとして、自社ブランドの開発を開始している。

 自社のみで商品開発から販売まで行うことで、社員全体の市場に対する理解度を向上させ、顧客に寄り添った提案を行っていく。

 「自社ブランドの開発を通して、市場をより一層理解することでOEM事業も強化していく。社員の知識や開発センスを向上させ、顧客満足度アップにつなげていく」(津野田氏)

 5月30日には、新規顧客の獲得を目的に、HPの全面リニューアルを行った。新サイトは、環境配慮への取り組みを前面に押し出しつつ、同社が提供する製品やサービスを容易に検索できる構成となっている。

 「ご利用いただく皆さまの見やすさを重視しリニューアルしており、実際にお客様からも好評だ。商品検索では、エコサートに対応しているものとそれ以外を分けて一覧表示しており、顧客が求めている商品が製造可能か一目でわかるようになっている」(津野田氏)
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