【週刊粧業2023年10月23日号10面にて掲載】 陸だけでなく、海の生物ももちろん多様性に富む必要がある。地球の約70%が海ということもあり、生物の70%が海洋生物といわれている。化粧品産業にかかわる海洋原料といえば、海藻やサメを思い浮かべるだろう。サメのヒレなどは、食など様々な原料に使われるが、化粧品ではスクワランがある。サメは多数の種類があり、絶滅危惧種に指定されているものも多い。これ...
【化粧品の環境・社会課題を知る「クリーンビューティー」講座】 生物多様性とは、様々な種が豊富に存在すること。この種とは、ヒトや野生生物すべてのことを指し、野生生物とは動物や植物、昆虫や微生物にまで及ぶ。気候変動やヒトによる過剰な産業開発により、生物多様性は減少し、1970年以来69%の野生生物が減少してしまった。このことから、気候変動に次ぐグローバル課題として注目されている。 化粧品産業では...
【化粧品の環境・社会課題を知る「クリーンビューティー」講座】 2015年の国連サミットでSDGsが採択され、2017年のダボス会議にて、SDGs関連市場が12兆ドルになると予想され、事業と社会課題解決の両立が求められるようになった。グローバルでサステナビリティ・SDGsがトレンドとなり、日本国内でも2019年ごろから話題となる。 2021年の気候変動サミットでは、日本...
長井美有紀
日本サステナブル化粧品振興機構 代表理事
化粧品業界に長く、早くから「環境×化粧品」を提唱。業界・企業・一般に化粧品の環境・社会課題について解く。サステナブル美容の専門家としても活躍し、主に生物多様性と産業について研究。講演や執筆、大学での講義などで幅広く活躍。
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