オメガクリエーション、オールインワンジェル「オメガAGジェル」を発売

カンタンに言うと

オメガクリエーション、オールインワンジェル「オメガAGジェル」を発売

 オメガクリエーションは、創業のきっかけにもなったアンチエイジング成分「オメガ3」を配合したオールインワンジェル「オメガAGジェル」(50g2000円)を今年の最注力アイテムに位置づける。4月1日より全国のバラエティショップと一部のドラッグストア、百貨店、そして通販での販売を開始した。

 化粧水・乳液・美容液・クリームの4つの機能を兼ね備えたオメガAGジェルのAGは「エイジ(世代)」を意味し、「世代を特定しない多機能ジェル」として提案していく。

 主力成分の「オメガ3」は、必須脂肪酸であるDHAとEPAの総称となる不飽和脂肪酸の一種で、細胞膜を構成し、さらにその働きを活性化させるといったアンチエイジング効果が確認されている。しかし、期待できる効果が高い一方、酸化しやすく肌に吸収されないというウィークポイントを持ち、化粧品への配合は容易ではないという。

 同社はフランスのヴィトロバイオ研究所と共同でインヴィトロ(試験管)実験により、特殊技術「MFD製法」を用いて、オメガ3を高濃縮・低分子化し、酸化を防いで安定化する「黄金比率」を見出すことで化粧品用途での配合を実現。肌への浸透力・吸収力が高まり、細胞再生率が飛躍的にアップした評価データも得ている。

 欧米ではすでに高い認知を得ている成分で、同社は04年より、オメガ3配合シリーズ「オメガコスメティック」を日本に紹介してきたが、原料自体が高価なため、高価格帯シリーズとなり、ユーザーだけでなく、販路も百貨店や免税店などに限定されていた。

 そこで今回は「リーズナブルで上質なオメガ3コスメの提案」、そして「1人でも多くの女性に長く使ってもらえる商品への育成」を目指し開発に着手。平均価格が3~4000円代となるオールインワンタイプよりも安価な価格設定での提供を実現した。有効成分には、オメガ3のほか、コエンザイムQ10、ヒアルロン酸、トレハロースを配合し、また、カンゾウ根やオウゴンなど7種の和漢植物エキスを組み合わせ、アトピーなど弱肌にも安心して使用できる処方を開発。使用感についても「多機能ゲルは、化粧下地との相性があまりよくないと言われることもあるが、ユーザーからはBBクリームとの相性がいいとの評価を得ている」という。

 後発メーカーとして競合製品と肩を並べる店販を軸足にするため、パッケージにもこだわった。また、ゴールドのカラーをあしらった球体の容器には、「使う度に喜びを感じてもらいたい。そして使い切った後も捨てにくい=また化粧台に置いてもらいたい」という思いを込めている。そうしたこだわりがバイヤーにも伝わり、同社の取扱商品群ではトップクラスの取扱店数となり、販売強化商材に位置づける店も増えている。

 また先ごろ大阪の大丸梅田店の地下1階で開催された韓国コスメイベントのデモンストレーション販売では、日本でもスキンケア以外にヘアケアなどでも配合製品が増えてきた影響もあり、来場者の反応からオメガ3の認知度や商品力への手応えを掴んだ様子で「初年度出荷30~50万個を目指す」と強気の姿勢を示し、今後もプロモーションを行っていく方針だ。

※商品投入相次ぐオールインワンジェル市場を調査・分析コチラ

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